

毎日チャレンジタッチを開いて、今月分も終わっているんです。それなのに学校のテストは変わらなくて……。タブレットだけ妙に達成感があるんですよね。

それは「やった」と「自力でできる」の間に、すき間があるのかもしれません。教材を増やす前に、そのすき間を見つけましょう。

すき間ですか。タブレットの充電残量なら、いつもギリギリですけど。

そちらも埋めてください(笑)。今回は学力のすき間を、学校の答案と学習履歴から見つける方法を説明しますね。
【今回の真実】
チャレンジタッチで成績が上がらないときは、すぐ退会するより「学校の範囲と合っているか」「翌日にヒントなしで解けるか」を先に確認しましょう。学習量ではなく、できるようになった中身を見ることが立て直しの第一歩です。
①チャレンジタッチで成績上がらないときの結論
②よくある4つの原因を切り分けよう
③10分でできる「本当に身についたか」チェック
④成績につなげる4ステップの使い方
⑤保護者は監督よりも観察役になろう
⑥続ける・変える・やめるの判断基準
①チャレンジタッチで成績上がらないときの結論

結論からお伝えすると、チャレンジタッチを使っているのに成績が上がらないからといって、教材そのものが合わないとはまだ限りません。
きちんと取り組んでいる姿を見てきた保護者の方ほど、「このままで大丈夫かな」と心配になりますよね。
でも、お子さんの努力まで否定する必要はありません。
最初に確かめたいのは、学習画面に「完了」が増えたかではなく、一度閉じたあとも、自分の力で同じ内容を説明したり解いたりできるかです。
公式サイトによると、チャレンジタッチには、つまずきの原因の自動診断、原因に合わせた解説、得意・苦手に応じた出題、解き直しまでの流れがあります。
つまり、学ぶための仕組みはかなり用意されています。
ただし、わかりやすい解説を見て「わかった」と感じることと、学校のテストで何も見ずに答えを出すことは同じではありません。
ここを混ぜてしまうと、毎日取り組んでいるのに点数へつながらない、ということが起こります。
ですから、いきなり受講量を増やしたり別教材を買ったりする必要はありません。
まずは学校の答案、チャレンジタッチの履歴、翌日の解き直しを並べて、どこで学習が止まっているかを見つけましょう。
②よくある4つの原因を切り分けよう
毎日取り組んでいるのに点数が動かないときは、次の4つのどれかで学習が止まっていることがほとんどです。

学校の進度と取り組む単元がずれている
同じ学年の内容でも、学校で今習っている単元と家庭で取り組む単元がずれていれば、次の小テストには反映されにくくなります。
「たくさんやったのに」と感じたら、まず量ではなく範囲を見てください。
正解まで進むことが目的になっている
間違えたあとに解説を見て正解できても、答えや手順を覚えただけなら、数字や聞かれ方が変わったときに止まります。
大事なのは正解マークではなく、「なぜその答えになるの?」と聞かれたときに話せる状態です。
書く練習が学校の出題に足りていない
学校によっては、漢字、計算の途中式、文章での説明など、紙に書いて答える力が必要です。
タブレット上で理解できていても、書く速さや字形、途中の考え方で失点しているなら、紙で補う必要があります。
難易度か過去の土台が合っていない
簡単すぎる問題を流すだけでも、難しくて解説を追うだけでも、成績にはつながりにくくなります。
公式には教科ごとのレベル選択や、小学校範囲をさかのぼる学習も案内されています。
「やる気がない」と決める前に、今の問題が簡単すぎないか、前の学年の穴で止まっていないかを確認しましょう。
③10分でできる「本当に身についたか」チェック

原因を見つけるために、次の確認をしてみてください。
履歴がなければ、まず取り組む範囲や頻度の問題です。
履歴はあるのに解けなければ、解説を見た直後だけできる状態かもしれません。
紙ではミスをするなら、書く練習を足すべきです。
このように分ければ、「もっと勉強しなさい」という大ざっぱな声かけから卒業できます。
成績が上がらない原因は、学習時間だけでなく、学校の失点と家庭学習がつながっていないことにもあります。
ここまで見れば、次に何を変えるかがかなり具体的になりますよ。
④成績につなげる4ステップの使い方
原因を見つけたら、次の順番で一つの単元を回します。

1.学校で習う時期に合わせて取り組む
予習として使うなら、授業で初めて聞く内容を減らすために軽く進めます。
復習として使うなら、学校で習った当日か近い日に、説明を思い出しながら取り組みます。
2.解説を見たら、自分の言葉で一度説明する
算数なら「なぜこの式なのか」、国語なら「なぜこの選択肢なのか」を一言で説明します。
言葉に詰まった場所が、まだあやふやな場所です。
3.翌日に紙で解き直す
答えも解説も開かず、前日に間違えた問題や似た問題を少しだけ解きます。
米国教育省の教育研究機関IESの実践ガイドでも、時間を空けた復習や、答えを見ずに思い出す小テストの活用が勧められています。
4.学校の小テストで確かめる
家庭での正答だけで終わらせず、学校の同じ単元で失点が減ったかを見ます。
「タッチを終える→翌日に紙で再現する→学校で確かめる」までを一つの学習にすると、教材と成績がつながります。
⑤保護者は監督よりも観察役になろう

チャレンジタッチは自分で進めやすい教材ですが、完全に任せきりにすると、保護者から学び方が見えにくくなります。
公式案内では「おうえんネット」に取り組み履歴が反映されるとされ、保護者には、時間が決まった予定と学習を組み合わせることや、学習環境を用意することが提案されています。
とはいえ、毎日横に座って監視する必要はありません。
週の終わりに履歴を一緒に見て、次の二つを聞くだけでも十分な観察になります。
●今週、一番わかるようになったのは何?
●もう一度やるなら、どの問題?
答えられたら、点数より先に「自分で見つけられたね」と認めてあげてください。
これまで多くの生徒を見てきて感じるのは、できていない所を次々に指摘されると、子どもは正直に「わからない」と言いにくくなることです。
保護者の役目は丸つけ係ではなく、子どもがつまずきを隠さず出せるようにすることです。
それだけで、学習履歴が叱る材料ではなく、次の作戦を決める材料になります。
⑥続ける・変える・やめるの判断基準

チャレンジタッチを続けるかどうかは、受講した月数だけで決めるのではなく、同じ範囲で変化が出たかを見て判断しましょう。
●翌日も自力で解けるようになった
→今の使い方を続ける
●簡単すぎる、または難しすぎる
→教科ごとのレベルや、さかのぼる範囲を見直す
●理解はしているが、漢字や途中式で失点する
→紙の練習を追加する
●解説を見ても「なぜ」が解決しない
→学校の先生への質問や、対話できる指導を検討する
●決めた方法で一つの単元を回しても、同じ失点が続く
→紙教材への変更や別サービスも候補にする
チャレンジタッチは、成績を自動で上げてくれる機械ではありません。
一方で、動画による説明、自動診断、解き直し、履歴確認といった機能を、学校の答案とつなげれば活かせる教材です。
続けるかやめるかより先に、「どの機能を、どの失点を直すために使うか」を決めることが大切です。
原因がわかれば、必要なのは叱ることでも、やみくもに量を増やすことでもありません。
お子さんに合った次の一手を、一つずつ試していきましょう!




●直近の学校テストや小テストから、間違いを3問選ぶ
●その3問がどの単元か、チャレンジタッチの履歴と照らす
●解説や答えを閉じて、似た問題を紙で解く
●解けなければ「知識」「解き方」「書き方」のどこで止まったか記録する