

高校の英語問題を探したら、高校入試と高校生向けが混ざって迷子になりました。検索結果にも案内係がほしいです!

英語の前に、まず道案内が必要になったね(笑)。「高校へ入るため」か「高校で習う内容」かを分ければ、選ぶ問題はかなり絞れますよ。

私は高校の授業の復習です。でも、大学入試の問題をいきなり解けば強くなれそうな気もします!

重いダンベルを持てば急に筋肉がつく、みたいな発想だね。今の目的と一段上の難しさを選ぶほうが、きちんと力になります。
【今回の真実】
「英語の問題・高校」で探すと、高校入試用と高校生用が混ざります。先に目的を分け、公式問題か学校教材を軸に一段上の難しさを選び、答え合わせで失点の原因まで特定しましょう。
①「高校入試」か「高校で習う英語」かを先に分ける
②高校入試の英語問題は公式の過去問から選ぶ
③高校生向けの問題は目的と分野で選ぶ
④高校英語のミニ問題を4分野で解いてみよう
⑤答え合わせは失点を3種類に分ける
⑥次に解く一つを決めれば英語は伸ばせる
①「高校入試」か「高校で習う英語」かを先に分ける

「英語の問題を高校向けに探したい」と思っても、実は二つの意味があります。
一つは中学生が解く高校入試の英語、もう一つは高校生が授業や大学入試に向けて解く英語です。
ここを曖昧にしたまま検索すると、難しすぎる問題を開いたり、反対にすでに学んだ中学範囲へ戻りすぎたりします。
最初に「誰が・何のために・いつ使う問題か」を一行で決めましょう。
「高校向け」という大きなくくりより、この一行のほうが教材選びにはずっと役立ちます。
無料か有料かを比べるのは、そのあとで大丈夫です。
②高校入試の英語問題は公式の過去問から選ぶ

高校入試対策なら、まず受験する都道府県の教育委員会サイトを確認しましょう。
公立高校の問題は地域によって形式が異なるため、自分が受ける入試の問題を優先するのが基本です。
たとえば東京都教育委員会の公式ページは、都立高校入試の英語について検査問題だけでなく、マークシート解答用紙、正答表、採点のポイントも公開しています。
問題と答えだけでなく、解答用紙と採点資料までそろえると、本番に近い練習ができます。
都道府県名と「高校入試 過去問 英語 教育委員会」で検索し、次の順番で確認してください。
●自分が受ける年度・選抜区分に合っているか
●英語の問題冊子とリスニング音声があるか
●正答表と採点のポイントがあるか
●実際の解答用紙を印刷できるか
国立・私立高校や独自問題を出す公立高校を受ける場合は、その学校の公式サイトと募集要項も確認します。
市販の問題集は複数地域の問題をまとめて解くのに便利ですが、志望校の出題を知るという目的では公式資料が先です。
いきなり何年分も始める必要はありません。
まず一回分を時間を測らずに解き、知らない単語、読めない文、解き方が分からない設問を見つけましょう。
③高校生向けの問題は目的と分野で選ぶ

高校生が授業の復習や大学入試対策をする場合は、「高校英語」という名前だけで選ばないことが大切です。
定期テストなら学校の教科書、ワーク、プリント、シラバスが最優先です。
大学入試なら、志望校の出題形式や共通テストを使うかどうかで必要な問題が変わります。
文部科学省の高等学校学習指導要領では、英語コミュニケーションⅠの目標を「聞くこと」「読むこと」「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」「書くこと」の五つの領域で示しています。
つまり、文法の四択だけをたくさん解いても、高校英語の力を全部確認したことにはなりません。
問題を探すときは、次の四つの箱に分けると迷いにくくなります。
●知識:英単語・英熟語・文法・語法
●読む:短文・会話文・長文から必要な情報や要点をつかむ
●聞く:音声から必要な情報や話し手の意図をつかむ
●表現する:英作文・要約・スピーキングで考えを伝える
たとえば高校英語の無料問題ページには、英文法・英単語・英熟語・長文読解を分野別に配布しているものがあります。
一方、大学入試センターの公式ページは共通テストの英語について、リーディングとリスニングの問題に加え、リスニング音声とスクリプトも公開しています。
学校の小テスト対策であれば知識の問題、共通テスト対策であれば読解とリスニングというように、目的と問題の箱を合わせましょう。
④高校英語のミニ問題を4分野で解いてみよう

ここでは高校入学後の基礎を想定したミニ問題を用意しました。
答えをすぐ見ず、根拠も一言説明できるか試してみてください。
問題1 語彙・文法
My sister has lived in Osaka ( ) 2022.
ア for イ since ウ during エ from
問題2 文法・語順
次の語句を並べ替えて英文を完成させてください。
I / have / something / to / tell / you
問題3 読解
The school library will close at 4 p.m. this Friday. Students can return books to the box by the entrance until 6 p.m.
Why can a student return a book at 5 p.m.?
問題4 表現
「放課後に図書館へ行きたい。なぜなら静かに勉強できるからだ」という内容を、英語二文で書いてください。
正解だけでなく「なぜその答えになるか」を言えれば、似た問題にも知識を使える状態です。
問題1:イ since。現在完了と開始時点を表す2022が手がかりです。
問題2:I have something to tell you. 「伝えるための何か」ではなく、「あなたに伝えることがある」という意味になります。
問題3:Because students can use the return box until 6 p.m. 閉館時刻と返却できる時刻を分けて読みます。
問題4の例:I want to go to the library after school. This is because I can study quietly there. 主語と動詞があり、理由がつながっていればOKです。
問題1だけ間違えたなら知識の復習、問題3で迷ったなら必要な情報を拾う読解練習、問題4で手が止まったなら短い英作文が次の候補です。
全部を最初からやり直す必要はありません。
⑤答え合わせは失点を3種類に分ける

問題を解いたあと、丸かバツだけ付けて閉じてしまうのはもったいないです。
同じ不正解でも、直し方は一つではありません。
●知識不足:単語の意味や文法のルールを知らなかった
●見分け不足:知っていたのに、時を表す語や接続語などの手がかりを拾えなかった
●再現不足:解説を見れば分かるが、何も見ずにもう一度解けない
間違えた問題の横に「知識・見分け・再現」のどれか一語を書くだけで、次の勉強が決まります。
知識不足なら教科書や文法書へ戻り、見分け不足なら手がかりへ線を引き、再現不足なら翌日に答えを隠して解き直します。
多くの生徒さんを指導していると、問題集を増やしたときほど「勉強した感じ」は強くなりやすいと感じます。
ただ、点数につながるのは冊数よりも、間違えた一問を自力で解けるところまで戻したときです。
答えを覚えてしまった場合は、主語、時を表す語、数字などを一つ変えて、自分で似た英文を作ってみましょう。
これなら暗記で終わったのか、ルールを使えるようになったのかが分かります。
⑥次に解く一つを決めれば英語は伸ばせる

英語の問題を高校向けに探すと、無料プリント、動画、市販問題集、過去問がたくさん出てきます。
選択肢が多いと全部必要に見えますが、今やるものは一つで十分です。
1.高校入試・定期テスト・大学入試のどれかを決める
2.公式問題または学校教材で現在地を確かめる
3.知識・読む・聞く・表現するのうち弱い一つを選ぶ
4.一問解き、失点を「知識・見分け・再現」に分ける
高校入試なら受験地域の公式過去問、高校の定期テストなら学校教材、大学入試なら志望校の過去問や大学入試センターの公式問題が出発点です。
難しい問題に挑戦するのは悪いことではありません。
ただし、今の問題で何を鍛えるのかが言えないなら、少し立ち止まって目的を決めましょう。
問題がたくさん見つかって迷っても、焦らなくて大丈夫です。
英語は、問題を集めた人より、解いたあとに一つの弱点を直した人が伸びます。
まず今日、目的に合う一問を選び、答えの根拠まで言えるところから始めてみてください!




●中学3年生が、公立高校入試の形式を知るために解く
●高校1年生が、次の定期テストで時制を確認するために解く
●高校3年生が、共通テストの読解と時間配分を練習するために解く