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勉強お役立ちコラム

進研模試の数学は難問集より白紙再現!7日で仕上げる4手順

進研模試の数学対策を始める前に手を止めて考えている高校生

ステコ
ステコ

進研模試の数学が近いので、難しい参考書を買おうと思います。分厚いほど安心ですよね!


野口先生
野口先生

参考書は防具ではないので、厚さでは守ってくれません(笑)。まず学校教材で、習った問題を自力で解けるか確かめましょう。


ステコ
ステコ

でも、模試なら難問を解けないと点にならないのでは?


野口先生
野口先生

難問を追う前に、基本問題を速く正確に解き、途中式を答案に残せる状態を作るほうが先です。7日間の進め方を一緒に見ていきましょう!

【今回の真実】

進研模試の数学対策は、新しい難問集より、学校で習った範囲を答えなしで再現できる状態にするのが先です。範囲を確認し、取る単元を絞り、白紙再現と時間演習までを7日で回しましょう。点数だけで終わらず、答案から次に直す一行を決めるのがポイントです。

 

①進研模試の数学対策は学校教材から始める

書店の学習参考書コーナーで薄い教材と分厚い問題集を見比べている制服姿の高校生

進研模試は、ベネッセが「進研模試/ベネッセ総合学力テスト」と案内している模試です。
数学で思うように解けないと、「模試専用の難しい問題集が必要だ」と考えやすいですよね。

しかし、ベネッセの公式FAQでも、学校の授業で扱う内容を出題するため、習った内容を確実に理解することが効率的な対策だと案内しています。
つまり、最初に使うのは教科書、授業ノート、学校ワーク、返却された定期テストです。

公式や解法を見たら分かる状態と、何も見ずに使える状態は別物です。
模試で必要なのは、問題文を読んで使う公式を選び、途中式を書き、答えまで運ぶ力です。

教材を増やす前の確認

教科書の例題を一題選び、答えとノートを閉じて解いてみましょう。途中で止まるなら、難問不足ではなく、今の例題がまだ自分のものになっていません。

 

②最初に範囲と今の実力を確認する

数学の問題集の横に、単元をA・B・Cの三段階へ仕分けるための緑・黄・灰のタブ付きカードを並べた机

「進研模試の数学」といっても、学年、実施回、記述式かマーク式かによって科目や時間は同じではありません。
ネットの古い範囲表をそのまま信じず、学校から配られた案内で、対象科目、出題範囲、試験時間、選択問題の有無を確認してください。

次に、範囲内の単元を三つに分けます。

●A:例題なら答えなしで解ける
●B:解説を読めば分かるが、一人では止まる
●C:公式や用語からあやふや

全部を同じ濃さで勉強する必要はありません。
直前対策で最優先なのは、少し直せば得点になりやすいBの単元です。

Cばかりをゼロから広く学び直すと、どれも途中で終わりやすくなります。
Aは計算ミスと速度を確認し、Bへ時間を多く使い、Cは基本事項に絞ると優先順位がはっきりします。

この診断で大切なのは、単元名の横に丸や三角を付けるだけで終わらせないことです。
「公式を忘れた」「最初の式が立たない」「計算の途中で崩れた」のように、止まった場所を一言で残してください。
同じBでも、公式確認で直る問題と、例題からやり直す問題では、次の行動が変わるからです。

 

③取る単元を決めて白紙から再現する

教材を閉じたまま白紙に数学の途中式を書き出して再現している高校生の手元

範囲が広いときほど、「全部を少しずつ」ではなく、まず得点源にする単元を一つか二つ決めます。
学校ワークや定期テストで一度は解いたことがあり、Bに入った単元が候補です。

一題の練習は、次の順で進めます。

●解説を読み、最初の方針を言葉で説明する
●解説を閉じ、白紙に途中式から書き直す
●数字や条件が少し違う類題を解く
●翌日、同じ問題をもう一度解く

指導していると、解説を読んだ直後は「分かった」と言えても、白紙を渡すと最初の一行が出ない生徒さんは珍しくありません。
ここで責める必要はなく、理解を答案へ変える練習が一段抜けているだけです。

一度で再現できなくても大丈夫です。
解説へ戻って「自分はどの判断を飛ばしたのか」を見つけ、もう一度閉じて書けば、そのやり直し自体が対策になります。

正解を覚えるのではなく、「なぜこの式から始めるか」を説明して再現すると、初めて見る形にも対応しやすくなります。
きれいなまとめノートを作るより、白紙の答案を一枚増やすほうが模試には直結します

 

④7日間で仕上げる4手順

模試まで一週間なら、次の四段階で進めましょう。

範囲の診断、白紙での再現、時間を計った演習、間違いの再テストと休息という4手順を左から順に並べた図解

1〜2日目:範囲確認と診断

配布案内で範囲を確認し、各単元の教科書例題を一題ずつ解きます。
A・B・Cに分け、得点源にするBの単元を一つか二つ選びます。

3〜4日目:基本例題を白紙再現

選んだ単元の例題と学校ワークを、答えを閉じて解きます。
間違えたら赤で答えを写すのではなく、止まった一行に印を付け、そこだけ説明できるようにします。

5〜6日目:類題と時間演習

同じ解法を使う類題へ進みます。
最後は時間を決め、見直しまで含めて解き切れるかを確認します。

7日目:間違いだけを再テスト

前日までに止まった問題だけを、何も見ずに解き直します。
新しい教材には手を広げず、公式、条件の読み落とし、計算の注意点を軽く確認して早めに休みましょう。

一週間のゴールは全範囲制覇ではなく、「この単元なら答案を最後まで作れる」を増やすことです。

 

⑤本番は取れる問題から答案を作る

明るい試験教室で問題冊子を開き、解く順番を見極めている制服姿の高校生

数学は、一問に粘りすぎると、後ろの解ける問題へ届かなくなります。
開始後は全体を見て、すぐ始められる問題、少し考えたい問題、今は飛ばす問題に分けましょう。

一周目は、方針がすぐ立つ問題を確実に解きます。
二周目で考えれば届きそうな問題へ戻り、最後に計算や条件を見直します。

見直しでは、最初から全計算をやり直そうとすると時間が足りません。
問題文で丸を付けた条件を使っているか、符号が変わる行、場合分けの境目、求めるものと最終答案が合っているかに絞ると確認しやすくなります。

記述式なら、頭の中だけで進めず、使った条件、式の変形、場合分けなどを読み手に分かる形で残します。
ただし、採点基準は実施回や設問ごとに異なるため、「この式を書けば必ず何点」とは言い切れません。

難しい一問との勝負より、解ける問題を落とさず答案として完成させることを優先してください。
分からない問題に時間を使い切らない判断も、立派な数学の実戦力です。

 

⑥受験直後の復習で次の得点を作る

模試を終えた直後に配られた問題と解答を手にして校門へ歩く制服姿の高校生

模試は成績表が返るまで何もしない、ではもったいないです。
ベネッセも、受験直後に解答解説を読み、記憶や感触が残っているうちに復習することを勧めています。

当日か翌日に、数学の失点を四つに分けましょう。

●知識:公式や定義を覚えていなかった
●方針:知識はあったが、解き始めが決まらなかった
●再現:解説は分かるが、閉じると答案を書けなかった
●実戦:時間不足、計算ミス、条件の読み落としがあった

知識なら教科書へ戻り、方針なら似た例題を比べ、再現なら白紙で解き直し、実戦なら時間を測って再テストします。
原因によって戻る場所を変えるから、復習が次の得点につながります。

偏差値を見るだけで終わらず、「次に直す一行」を答案から決めるところまでが模試です。
数学が苦手でも、直す単元と動作が一つ決まれば、もう前には進み始めていますよ!

 

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