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テストが終わったらまず休んでいい!返却前のメモと解き直し4手順

テストを終えて自宅のソファでくつろぐ制服姿の高校生
ステオ
先生、テスト終わったー!今日はカバンごと押し入れに封印していいですか?
野口先生
今日は休んでもいいけど、カバンまで封印すると次の授業で教科書も消えるぞ(笑)。
ステオ
じゃあ、帰ったらすぐ全教科の反省会ですか?それはテスト第二部が始まってます!
野口先生
そこまでしなくて大丈夫。今日は一区切りつけて、忘れないうちに短いメモだけ残そう。答案が返ってからの順番も説明するね。

【今回の真実】

テストが終わった当日は、まず休んで大丈夫です。ただし、問題用紙をしまい込む前に迷った問題を短く記録し、答案返却後は「点数を見る→答えを写す」ではなく、失点の原因を分けて解き直しましょう。

 

①テストが終わった当日は休んでいい

部屋着でソファに寝そべり、伸びをして休む高校生

まず結論から言います。
定期テストがすべて終わった当日は、遊んだり、好きなことをしたり、早く寝たりして大丈夫です!

テスト前にしっかり勉強した人ほど、「今日まで勉強し続けないと怠けたことになる」と考えがちです。
しかし、疲れたまま机に向かっても、ただ答案を眺めて終わりになりやすいでしょう。

大事なのは休まないことではなく、いつ勉強へ戻るかを決めてから休むことです。

今日の最低限
問題用紙を捨てずにまとめる。迷った問題を一言だけメモする。そして「答案が返った日に見直す」と決める。この三つで十分です。

ただし、テスト期間がまだ続いていて、明日も別の教科があるなら話は別です。
終わった教科の友達との答え合わせは短く切り上げ、明日の教科へ頭を切り替えましょう。
終わった一問を悔やんでも点数は変わりませんが、明日の一問はまだ変えられますからね!

 

②答案返却前にやることは短いメモ

帰りの電車で気づいたことをスマホに短く記録する制服姿の高校生

答案が返るまで、何もできないわけではありません。
むしろ、まだ記憶が残っている今だから書ける情報があります。

●時間が足りなかった教科
●見たことはあるのに解けなかった問題
●答えに迷ったまま提出した問題
●テスト勉強が間に合わなかった範囲

これをスマホのメモや問題用紙の余白に残しておきましょう。
長い反省文にする必要はありません。

「数学の最後の大問は時間不足」「英単語は意味を覚えたが書けなかった」という程度でOKです。
返却前は正解を予想するより、自分がどこで困ったかを保存する時間にしましょう。

学校が問題用紙を回収する場合は、単元名だけでもメモしておくと役立ちます。
一方で、友達と答えが違っただけで「もう終わった……」と決めつける必要はありません。
配点も採点基準も、答案が返るまでは分からないからです。

 

③返却後は点数より失点の原因を見る

答案が返ると、最初に点数を見ますよね。
もちろん喜んだり、落ち込んだりして構いません。
でも、そこで答案を閉じるのはもったいない!

テストは成績をつける紙であると同時に、今の勉強法を点検する材料です。
点数は結果ですが、答案には次の作戦が残っています。
米国教育省のWhat Works Clearinghouseも、テストや小テストを重要内容の再学習や、今後学ぶべき内容の把握に使うことを勧めています。

間違いは、まず次の三つに分けてみてください。

返却された答案の失点を時間・理解・うっかりミスの三つに分ける図解

知識が足りなかった

英単語、漢字、用語、公式などを覚えていなかった失点です。
教科書やノートへ戻り、覚え直してから何も見ずに答えます。

解き方を再現できなかった

授業では分かったのに、一人では式や説明を組み立てられなかった失点です。
例題の解説を読み、途中の考え方を自分で説明できる状態を目指します。

時間配分や確認に問題があった

問題の読み違い、符号やスペルの誤り、時間切れなどです。
「ケアレスミス」で片づけず、見直す場所を決めていなかった、途中式を省いた、と具体的な原因まで見ます。

同じ10点の失点でも、原因が違えば次にやる勉強も変わります。
点数が良かった教科も、「ワークを早めに始めたから余裕があった」など、うまくいった理由を一つ残しましょう。

 

④解き直しは答えを閉じて始める

模範解答を白紙で隠し、ノートに自力で解き直す高校生の手元

テスト直しでよくあるのが、模範解答を赤ペンで写して終わるパターンです。
きれいな答案にはなりますが、それだけでは次に自力で解けるか分かりません。

長浜市立東中学校も、正答を書き写すだけでなく、間違えた理由を考え、解き直しや教科書・ノートの確認、先生への質問につなげる大切さを伝えています。

解き直しの順番
①まず答えを見ずに解く
②止まった所だけ教科書や解説で確認する
③答えを閉じ、最初からもう一度解く
④後日、何も見ずに再挑戦する

「解説を読んで分かった」ではなく、「答えなしでできた」が解き直しのゴールです。

ここで真面目な生徒さんほど、「全部を完璧に直さなきゃ」と抱え込みやすいのですが、全問を同じ濃さで直す必要はありません。
難しすぎて今の自分には届かない問題より、授業やワークで扱ったのに落とした問題を先に直しましょう。

指導をしていると、真面目な生徒さんほど立派な解き直しノートを作ることに時間をかけてしまう傾向があります。
ノートの見た目より、翌日にもう一度解けるかを優先してくださいね。

 

⑤次のテストへ一つだけ変える

朝の通学路を学校へ向かって歩く制服姿の高校生の後ろ姿

テスト後の振り返りは、今回の範囲を直すだけでは半分です。
もう半分は、次回の準備方法を変えることです。

とはいえ、「次は毎日三時間勉強する」「全教科を完璧にする」と大きく決めると、続きにくくなります。
次のうち、自分に一番必要なものを一つ選びましょう。

●学校ワークを始める日を早める
●丸付けした翌日に間違いだけ解き直す
●暗記は見るだけでなく、隠して答える
●テスト前に時間を計って問題を解く
●分からない問題を先生へ質問する

反省を増やすより、次回の行動を一つ具体的に変えるほうが成績につながります。

たとえば「もっと早く始める」では曖昧です。
「範囲表をもらう前でも、学校ワークを授業の進度まで終わらせる」なら行動できます。

今回うまくいったことは残し、失点が多かった原因だけを直す。
この考え方なら、テストのたびに自分の勉強法が少しずつ育っていきますよ!

 

⑥保護者は反省会より作戦会議を

ダイニングテーブルで並んで穏やかに話す母親と制服姿の娘

お子さんが帰宅した瞬間に「何点取れそう?」「ちゃんとできた?」と聞きたくなる気持ち、よく分かります。
ただ、まだ採点されていない段階では本人にも答えられません。

まずは「お疲れさま」と一区切りつけてあげてください。
答案が返ったら、点数への評価より先に次のように聞くと、話が前へ進みやすくなります。

●どこまでは勉強した通りにできた?
●一番困った問題は何だった?
●次に一つ変えるなら何にする?

責める反省会ではなく、原因と次の一手を一緒に探す作戦会議にしましょう。

本人が落ち込んでいる日は、その日に結論を出さなくても大丈夫です。
答案と問題用紙だけなくさないようにして、気持ちが落ち着いてから見直せばよいのです。

テストが終わった瞬間は、ゴールのように見えます。
でも本当に差がつくのは、返ってきた答案を「失敗の証拠」ではなく「次の勉強を教えてくれる資料」として使えるかどうかです。
今日は休む、返却前はメモ、返却後は原因を分けて解き直す。
この順番で、次のテストへ気持ちよくつなげていきましょう!