



【今回の真実】
テストが終わった当日は、まず休んで大丈夫です。ただし、問題用紙をしまい込む前に迷った問題を短く記録し、答案返却後は「点数を見る→答えを写す」ではなく、失点の原因を分けて解き直しましょう。
①テストが終わった当日は休んでいい
②答案返却前にやることは短いメモ
③返却後は点数より失点の原因を見る
④解き直しは答えを閉じて始める
⑤次のテストへ一つだけ変える
⑥保護者は反省会より作戦会議を
①テストが終わった当日は休んでいい
まず結論から言います。
定期テストがすべて終わった当日は、遊んだり、好きなことをしたり、早く寝たりして大丈夫です!
テスト前にしっかり勉強した人ほど、「今日まで勉強し続けないと怠けたことになる」と考えがちです。
しかし、疲れたまま机に向かっても、ただ答案を眺めて終わりになりやすいでしょう。
大事なのは休まないことではなく、いつ勉強へ戻るかを決めてから休むことです。
ただし、テスト期間がまだ続いていて、明日も別の教科があるなら話は別です。
終わった教科の友達との答え合わせは短く切り上げ、明日の教科へ頭を切り替えましょう。
終わった一問を悔やんでも点数は変わりませんが、明日の一問はまだ変えられますからね!
②答案返却前にやることは短いメモ
答案が返るまで、何もできないわけではありません。
むしろ、まだ記憶が残っている今だから書ける情報があります。
●時間が足りなかった教科
●見たことはあるのに解けなかった問題
●答えに迷ったまま提出した問題
●テスト勉強が間に合わなかった範囲
これをスマホのメモや問題用紙の余白に残しておきましょう。
長い反省文にする必要はありません。
「数学の最後の大問は時間不足」「英単語は意味を覚えたが書けなかった」という程度でOKです。
返却前は正解を予想するより、自分がどこで困ったかを保存する時間にしましょう。
学校が問題用紙を回収する場合は、単元名だけでもメモしておくと役立ちます。
一方で、友達と答えが違っただけで「もう終わった……」と決めつける必要はありません。
配点も採点基準も、答案が返るまでは分からないからです。
③返却後は点数より失点の原因を見る
答案が返ると、最初に点数を見ますよね。
もちろん喜んだり、落ち込んだりして構いません。
でも、そこで答案を閉じるのはもったいない!
テストは成績をつける紙であると同時に、今の勉強法を点検する材料です。
点数は結果ですが、答案には次の作戦が残っています。
米国教育省のWhat Works Clearinghouseも、テストや小テストを重要内容の再学習や、今後学ぶべき内容の把握に使うことを勧めています。
間違いは、まず次の三つに分けてみてください。
知識が足りなかった
英単語、漢字、用語、公式などを覚えていなかった失点です。
教科書やノートへ戻り、覚え直してから何も見ずに答えます。
解き方を再現できなかった
授業では分かったのに、一人では式や説明を組み立てられなかった失点です。
例題の解説を読み、途中の考え方を自分で説明できる状態を目指します。
時間配分や確認に問題があった
問題の読み違い、符号やスペルの誤り、時間切れなどです。
「ケアレスミス」で片づけず、見直す場所を決めていなかった、途中式を省いた、と具体的な原因まで見ます。
同じ10点の失点でも、原因が違えば次にやる勉強も変わります。
点数が良かった教科も、「ワークを早めに始めたから余裕があった」など、うまくいった理由を一つ残しましょう。
④解き直しは答えを閉じて始める
テスト直しでよくあるのが、模範解答を赤ペンで写して終わるパターンです。
きれいな答案にはなりますが、それだけでは次に自力で解けるか分かりません。
長浜市立東中学校も、正答を書き写すだけでなく、間違えた理由を考え、解き直しや教科書・ノートの確認、先生への質問につなげる大切さを伝えています。
②止まった所だけ教科書や解説で確認する
③答えを閉じ、最初からもう一度解く
④後日、何も見ずに再挑戦する
「解説を読んで分かった」ではなく、「答えなしでできた」が解き直しのゴールです。
ここで真面目な生徒さんほど、「全部を完璧に直さなきゃ」と抱え込みやすいのですが、全問を同じ濃さで直す必要はありません。
難しすぎて今の自分には届かない問題より、授業やワークで扱ったのに落とした問題を先に直しましょう。
指導をしていると、真面目な生徒さんほど立派な解き直しノートを作ることに時間をかけてしまう傾向があります。
ノートの見た目より、翌日にもう一度解けるかを優先してくださいね。
⑤次のテストへ一つだけ変える
テスト後の振り返りは、今回の範囲を直すだけでは半分です。
もう半分は、次回の準備方法を変えることです。
とはいえ、「次は毎日三時間勉強する」「全教科を完璧にする」と大きく決めると、続きにくくなります。
次のうち、自分に一番必要なものを一つ選びましょう。
●学校ワークを始める日を早める
●丸付けした翌日に間違いだけ解き直す
●暗記は見るだけでなく、隠して答える
●テスト前に時間を計って問題を解く
●分からない問題を先生へ質問する
反省を増やすより、次回の行動を一つ具体的に変えるほうが成績につながります。
たとえば「もっと早く始める」では曖昧です。
「範囲表をもらう前でも、学校ワークを授業の進度まで終わらせる」なら行動できます。
今回うまくいったことは残し、失点が多かった原因だけを直す。
この考え方なら、テストのたびに自分の勉強法が少しずつ育っていきますよ!
⑥保護者は反省会より作戦会議を
お子さんが帰宅した瞬間に「何点取れそう?」「ちゃんとできた?」と聞きたくなる気持ち、よく分かります。
ただ、まだ採点されていない段階では本人にも答えられません。
まずは「お疲れさま」と一区切りつけてあげてください。
答案が返ったら、点数への評価より先に次のように聞くと、話が前へ進みやすくなります。
●どこまでは勉強した通りにできた?
●一番困った問題は何だった?
●次に一つ変えるなら何にする?
責める反省会ではなく、原因と次の一手を一緒に探す作戦会議にしましょう。
本人が落ち込んでいる日は、その日に結論を出さなくても大丈夫です。
答案と問題用紙だけなくさないようにして、気持ちが落ち着いてから見直せばよいのです。
テストが終わった瞬間は、ゴールのように見えます。
でも本当に差がつくのは、返ってきた答案を「失敗の証拠」ではなく「次の勉強を教えてくれる資料」として使えるかどうかです。
今日は休む、返却前はメモ、返却後は原因を分けて解き直す。
この順番で、次のテストへ気持ちよくつなげていきましょう!









