

音楽のテストって、歌えれば何とかなりますよね? 答案も鼻歌で提出します!

先生が採点に困るから、文字で答えてあげよう(笑)。音楽は歌うだけでなく、曲や記号を知って、聴いて説明する教科でもあるんだ。

でも、何から覚えればいいのか分かりません。ネットの予想問題を全部やればいいですか?

最初に見るのは自分の学校の範囲表だよ。そこから曲・記号・音を結び付ければ、勉強する順番が見えてくる!
【今回の真実】
中2の音楽期末テストに全国共通の出題範囲はありません。自校の範囲表を歌唱・鑑賞・器楽・楽典に分け、曲名や記号を実際の音、授業で扱った表現と結び付けて確認するのが対策の軸です。
①中2音楽期末テストは学校の範囲表が出発点
②手順1 教材を4つの箱に仕分ける
③手順2 曲ごとに一枚の確認カードを作る
④手順3 音楽記号を曲の中で覚える
⑤手順4 聞き取りと記述を声に出して練習する
⑥手順5 前日は答えられない所だけ再テストする
①中2音楽期末テストは学校の範囲表が出発点

まず結論からお伝えすると、ネットにある「中2でよく出る曲」を片っ端から覚えるより、自分の学校の範囲表を正確に読むほうが先です。
音楽は、学校の授業で扱った曲やプリントがそのままテスト対策の土台になるからです。
実際に学校が公開している範囲表を比べると、歌唱曲、鑑賞曲、リコーダー、音楽記号を組み合わせる学校もあれば、合唱曲とワークに加えて聞き取りテストを行う学校もあります。
つまり、同じ中2の期末テストでも範囲は一律ではありません。
範囲表がまだ配られていない場合は、教科書の進んだページ、授業プリント、歌った曲、聴いた曲を机に並べましょう。
そして音楽の先生が授業中に「ここは覚えておこう」「違いを説明できるように」と言った所へ印を付けます。
音楽では、授業で何を聴き、どんな言葉で説明したかまでが大事な教材です。
②手順1 教材を4つの箱に仕分ける

資料を集めたら、最初から全部を暗記しようとせず、次の4つに分けます。
●歌唱:授業で歌った曲、合唱曲、歌詞、作詞者・作曲者
●鑑賞:聴いた曲、作曲者、楽器、時代や背景、曲の特徴
●器楽:リコーダーなどの運指、奏法、楽譜の読み方
●楽典:音符・休符、拍子、速度、強弱、反復などの記号や用語
学校によっては創作や日本の伝統音楽が入ることもあります。
その場合も、授業で使ったプリントを対応する箱へ加えれば大丈夫です。
文部科学省の中学校学習指導要領解説では、中2・中3の音楽で、曲想と音楽の構造や背景との関わりを理解すること、歌唱・器楽・創作の技能を身に付けること、音楽を評価しながらよさや美しさを味わって聴くことが示されています。
だから音楽の勉強は、用語だけでなく「その知識が曲のどこに表れているか」までつなぐ必要があるのです。
仕分けが終わったら、範囲表にあるのに資料が見当たらない所を確認します。
プリントをなくしたまま市販教材へ進むと、自校の先生が授業で扱った内容が抜けてしまいます。
足りない資料は、早めに先生や友達へ確認しましょう。
③手順2 曲ごとに一枚の確認カードを作る

歌唱曲と鑑賞曲は、曲名だけを単独で暗記すると混ざりやすくなります。
曲ごとに一枚の紙を使い、次の項目をまとめましょう。
●曲名
●作詞者・作曲者
●拍子、調、速度、形式
●楽譜に出てくる重要な記号
●使われる声や楽器
●歌詞の内容、曲の背景
●音色、リズム、旋律、強弱などの特徴
すべてを埋める必要はありません。
教科書やプリントに書かれ、授業で扱った項目だけでOKです。
大切なのは、曲名を見たら関連する知識を一まとまりで思い出せる状態にすることです。
カードを作っただけで満足せず、裏返したり、項目を手で隠したりして答えます。
「見れば分かる」は、本番で自力回答できる状態とは違いますからね。
さらに、学校で使った音源が利用できるなら曲を実際に聴きます。
音を流しながら、強くなる所、速度が変わる所、主な旋律が聞こえる所を楽譜やプリントで指してみましょう。
文字と音を同時に確認すると、聞き取り問題にも記述問題にもつながります。
④手順3 音楽記号を曲の中で覚える

音楽記号は「記号・読み方・意味」の3点セットで覚えます。
たとえば、記号を見て意味だけ言える状態では、読み方を書く問題で止まってしまいます。
反対に言葉だけ覚えても、楽譜のどこにあるか見つけられません。
ただし、一覧を何度も眺めるだけでは覚えにくいものです。
範囲の楽譜からその記号を探し、記号の前後で音がどう変わるかを聴きましょう。
「この記号は何という意味か」に加え、「この曲ではどんな変化を生むか」まで言えれば強いです。
文部科学省の解説では、音楽を形づくる要素として、音色、リズム、速度、旋律、テクスチュア、強弱、形式、構成などが挙げられています。
全部を一度に使う必要はありません。
範囲の曲で先生が注目した要素を二つほど選び、音と結び付ければ十分です。
よく似た記号や言葉は、横に並べて違いを確認します。
間違えたものだけで小さな一覧を作ると、覚えている記号まで何周もする無駄がなくなります。
広い一覧を作るより、自分が間違えた組み合わせを狭く直しましょう。
⑤手順4 聞き取りと記述を声に出して練習する

聞き取りテストが範囲にあるなら、曲名当てだけを準備して終わりにしないようにしましょう。
曲のどの部分を聴いて判断したのかまで説明します。
練習では音源を短く止めて、次のように声に出します。
●「主な旋律を演奏している楽器は○○」
●「強弱が○○から○○へ変化している」
●「同じ旋律が繰り返され、音の重なりが増えている」
実際の答えは、必ず自校の教科書・楽譜・授業プリントで確認してください。
聞こえた事実と、そこから感じた曲想を分けて話すのが記述のコツです。
たとえば「だんだん盛り上がってすごい」だけでは、どの曲にも当てはまってしまいます。
「楽器の音が重なり、強弱が強くなったため、迫力が増したように感じる」のように、音楽の要素を根拠にします。
授業プリントに書いた自分の感想があれば、それを短く言い直す練習が有効です。
歌詞の内容を問われる場合も同じです。
歌詞を丸ごと眺めるだけでなく、「誰が・何を見て・どんな気持ちになったか」を一文で説明してから、間違えやすい言葉を隠して確認します。
記述は模範文を丸暗記するより、授業で使った用語を一つ入れて説明できる形にしましょう。
⑥手順5 前日は答えられない所だけ再テストする

前日に新しい問題集へ手を広げる必要はありません。
範囲表へ戻り、項目を指で一つずつ隠して答えられるか確認します。
●曲名から作詞者・作曲者や特徴を言えるか
●記号を見て、読み方と意味を言えるか
●音を聴いて、楽器や音楽の要素を説明できるか
●器楽の運指や奏法を図で確認したか
●授業プリントの問いへ自分の言葉で答えられるか
答えられた項目には印を付け、もう繰り返しません。
前日は「全部をもう一度」ではなく、答えられなかった所だけを再テストする日です。
もし時間がほとんど残っていないなら、まず授業プリントと範囲表が重なる所を優先します。
次に曲カード、最後に音楽記号の間違いだけを確認しましょう。
焦ると広い範囲へ手を出したくなりますが、自校の資料から離れないことが大切です。
音楽は、ただの人名暗記でも、歌の上手さだけを競う教科でもありません。
曲・記号・実際の音がつながると、「何を聞かれているのか」が見えやすくなります。
まずは今日、範囲表を4つに仕分けて、一曲目の確認カードを作る所から始めてみてください!




●テスト範囲表
●教科書と器楽の教科書
●授業プリント、ワーク、音楽ファイル
●合唱曲や鑑賞曲の楽譜
●小テストと返却された課題