塾で伸びなかったなら。本当に上がる方法教えます。
オンライン家庭教師 ステラ
勉強お役立ちコラム

中学のテストで70点なら成績は3か4?平均点と3観点で確かめる手順

明るい校舎の廊下で、返却された定期テストの答案を手に持ち、成績を考え込む制服の中学生

ステオ
ステオ

先生、定期テストが70点でした!これは成績3ですか、4ですか?先に心の準備をしておきたいです。


野口先生
野口先生

70点だけでは、3とも4とも決められないんだ。通知表はテストの合計点をそのまま5段階へ変換する仕組みではないからね。


ステオ
ステオ

では、通知表を開けるまで成績は観測できない……?


野口先生
野口先生

量子力学にしなくて大丈夫(笑)。平均点、3観点、自校の評価資料を見れば、今の位置と次にやることはかなり具体的になるよ!

【今回の真実】

中学の定期テストで70点を取っても、通知表の成績が3か4かは点数だけでは決まりません。平均点でテストの難しさをつかみ、3観点と自校の評価材料を確認すると、次の評定へ近づく一手が見えてきます。

 

①テストで70点でも成績は3とも4とも決まらない

赤丸が並んだマークシート式の答案と、記述欄が空いたままの答案を並べて見比べている机の上

最初に結論からお伝えします。

100点満点の定期テストで70点を取っても、それだけで通知表の成績が3か4かは決まりません。

まず、7割の問題で得点できたことは、そのまま認めて大丈夫です。
そのうえで、取れた70点と落とした30点の中身を見ていきましょう。

中学校の必修教科は5段階評定ですが、70点をそのまま3や4へ置き換える全国共通の換算表があるわけではありません。
現在の中学校では、学習状況を「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で見ます。

定期テストは大切な評価材料ですが、合計70点という一つの数字だけでは、どの観点でどこまで目標へ届いたのかが見えないのです。

たとえば、知識問題はよく取れていて記述問題で失点した70点と、基本問題に空欄が多かった70点では、中身が違います。
さらに、学校や教科によっては小テスト、レポート、実技、発表、振り返りなども評価材料に含まれます。

70点から今すぐ言えること

そのテストで7割を正解できたことは分かります。
ただし、通知表が3か4か、学年の中でどの位置か、どの観点が強いかは、別の資料を合わせないと判断できません。

「70点だったから、たぶん3」と早く決めてしまう必要はありません。
反対に、「70点なら4でしょ」と安心しきるのも少し早いですね。

70点は判決ではなく、成績を確かめる入口です。

 

②70点の意味を変える三つの確認材料

明るいリビングで、学校から配られたプリントや資料を広げ、親子で評価方法を確認している様子

では、何を見ればよいのでしょうか。
机に次の三つを並べてみてください。

1.そのテストの平均点と得点分布

平均点が45点のテストと、平均点が75点のテストでは、同じ70点でも難しさの中での位置が変わります。

平均点は評定を直接決める線ではありませんが、今回の70点を「かなり取れた結果」と見るか、「取りこぼしがあった結果」と見る材料になります。
順位や得点分布も返されているなら、一緒に確認しましょう。

2.答案の観点別の内訳

テスト問題や答案に「知識・技能」「思考・判断・表現」といった表示があれば、合計点より先に内訳を見ます。
70点のうち、どちらの観点で多く落としたかが分かれば、次に直す場所を絞れます。

表示がなければ、用語・計算などの基本問題と、理由を書く記述・資料を読む問題に分けるだけでも構いません。

3.学校が示す評価方法

年度初めに配られたシラバス、学習の手引き、評価・評定の説明を探します。

学校の公開シラバスを見ると、定期テストのほかに小テスト、ノートやプリント、レポート、作文、発表、振り返りなどが評価材料になっています。
ただし、全部がどの学校でも同じ割合で使われるわけではありません。

ネットの早見表より、自分の学校が配った評価資料のほうが優先です。

資料が見つからなければ、学校のウェブサイトを確認するか、教科担当の先生へ聞けばOKです。

 

③成績3と4の境目は3観点から探す

3つの色の道が1枚の通知表へ向かって集まる、3観点から評定が決まることを表したイラスト

文部科学省の説明では、評定3は「おおむね満足できる」、4は「十分満足できる」状況です。
つまり、3は「悪い」、4は「良い」という感想だけで分けるものではなく、その教科の目標へどこまで到達したかを総括した数字なのですね。

3か4かを予想したいなら、通知表の数字だけでなく、その横にある観点別のA・B・Cを見ましょう。

前回の通知表で弱かった観点と、今回の答案で失点した観点が重なっていれば、優先して直す場所がかなりはっきりします。

たとえば「思考・判断・表現」が弱く、今回も理由を書く問題が空欄だったなら、暗記量だけを増やしても4への距離は縮まりにくいでしょう。
反対に、テストの記述は改善していても、授業内のレポートや振り返りが未提出なら、その教科が使う評価材料をそろえる必要があります。

ここで注意したいのは、A・B・Cの組み合わせをネット上の表へ入れて、評定を断定しないことです。
観点別評価をどう評定へまとめるかは、自校の説明を確認する必要があります。

評定を読む順番

テスト70点 → 前回の観点別評価 → 今回の答案の内訳 → テスト以外の評価材料、の順に見ます。
評定の予言ではなく、次に改善できる場所を探すための順番です。

 

④先生に聞くなら点数ではなく三つに分ける

明るい教室で、メモを手に持ちながら教科担当の先生へ質問している制服の中学生

「70点なら成績はいくつですか?」と聞くと、先生も「まだ分からない」としか答えにくいものです。

そこで、質問を三つに分けましょう。

●今回の70点では、どの観点が足りませんでしたか?
●その観点は、テスト以外にどの課題や活動で評価されますか?
●次に改善を見せられる機会はいつですか?

この聞き方なら、成績を先に約束してもらうのではなく、評価の根拠と次の行動を確認できます。

保護者の方も、返却直後に「70点で4は無理なの?」と詰めるより、まずお子さんと答案を見てください。
「どこなら次は取れそう?」「評価方法の紙はある?」の二言から始めると、責める会話ではなく作戦会議になります。

もし説明と実際の評価がどうしても結びつかないときは、答案、通知表、評価資料をそろえて面談で確認しましょう。
数字だけをぶつけるより、先生も具体的に説明しやすくなりますよ。

 

⑤70点から次の成績へ近づく答案の直し方

返却された答案を3つのブロックに分け、色違いのクリップと付箋で間違いの種類を仕分けた机の上

成績を上げたいなら、「あと10点取る」とだけ決めるより、失った30点を中身で分けるほうが効果的です。

まず、間違いを次の三つに仕分けます。

●知らなかった・覚えていなかった
●解説を見れば分かるが、自力では手順や理由を書けなかった
●時間不足、読み違い、計算や書き写しのミスだった

一番多かった種類から、問題を一つ選びます。
解説を読んだ直後に終わりにせず、翌日に何も見ないでもう一度解いてください。

さらに数日後、似た問題を時間を測って解ければ、「分かった」が「自力でできる」に変わったかを確かめられます。

次の目標は、いきなり成績4を取ることではなく、70点の答案から一つの弱い観点を選び、次の評価機会で改善を見せることです。

定期テスト70点は、落ち込んで終わる点数でも、安心して止まる点数でもありません。
平均点、3観点、自校の評価材料をそろえれば、今の70点を次へつなげられます。

通知表の数字を待つだけにせず、今日できる一問から取り返していきましょう!

 

\ 全国対応の丁寧な1対1授業! /