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勉強お役立ちコラム

中3のv模擬の成績表は判定より答案!次の一問を決める4手順

模試の成績表を見ながら次にやることを書き出す中学3年生と保護者

ステオ
ステオ

先生、Vもぎの成績表が出ました。判定のアルファベットが大きすぎて、ほかの数字が目に入りません!


野口先生
野口先生

成績表のアルファベットには、たしかに視線を吸い込む力があるな(笑)。でも、判定はゴールではなくて現在地だよ。


ステオ
ステオ

じゃあ、判定を見て一喜一憂する会は早めに閉会していいんですね?


野口先生
野口先生

閉会でOK!次は、志望校との差と、次回なら取れそうな問題を見る会を始めよう。成績表を勉強の作戦表に変える読み方を説明するね。

【今回の真実】

v模擬の成績表は、判定の良し悪しを眺めて終わる紙ではありません。志望校との差を確かめ、学力分析表とまとめ答案から「次に取る一問」を選べば、返却された日から具体的な受験勉強へ変えられます。

 

①v模擬の成績表はこの順番で見る

4色の付箋を使って模試の成績表を上から順番に確認する中学生の手元

まず、検索では「v模擬」と書かれることがありますが、この記事で扱う正式な試験名は、進学研究会が実施する「Vもぎ」です。

中学3年生が高校入試に向けて受ける模擬テストで、この記事では別会社が各地域で実施する「Vもし」や「V模試」は対象にしていません。

さっそく結論です。

成績表は、次の順番で見てください。

成績表を見る順番

1.受けたVもぎの種類と登録内容
2.志望校判定と現在の差
3.教科別の得点・偏差値
4.学力分析表・まとめ答案の設問

いきなり判定だけを見ると、「よかった」「もう無理だ」の二択になりがちです。

でも、模試の目的は気分を決めることではありません。

成績表の役目は、志望校を諦める理由を探すことではなく、次に直す場所を見つけることです。

判定から入り、最後は必ず一問単位まで下りる。

これが、結果を成績アップにつなげる基本の読み方です。

 

②受けたVもぎの種類と登録内容を確認する

模試の申込内容とタブレットの画面を見くらべて登録情報を確かめる中学3年生

進学研究会の公式案内では、Vもぎは「都立Vもぎ」「県立Vもぎ」「都立自校作成対策もぎ」「私立Vもぎ」に分かれています。

同じVもぎでも、対象にする高校や成績表の項目は完全に同じではありません。

まず成績表の上部を見て、自分がどの種類を受けたのか確認しましょう。

次に、氏名、受験回、志望校、登録した評定や内申に関する欄など、判定の前提になった情報を確かめます。

志望校や入力値が実際と違えば、表示された判定だけを見て悩んでも仕方がありません。

判定を見る前に「何を受け、どの情報で判定されたか」をそろえるのが先です。

個人で申し込んだ場合、公式サイトではマイページからWeb成績表を閲覧でき、PDFでのダウンロードにも対応しています。

Web成績の「志望校の診断」には、得点を変えて試せる期間限定の再判定モードも案内されています。

利用できる時期は限られるため、表示されていたら「何点増えると判定がどう動くか」を確かめる材料にしましょう。

ただし、再判定で数字を動かすだけでは成績は上がりません(笑)。

「その追加点を、どの教科のどの問題で作るか」まで決めて初めて作戦になります。

 

③判定と偏差値は役割を分けて読む

キッチンで母親と中学3年生の娘が模試の成績表を見ながら落ち着いて話し合う様子

判定と偏差値は、似ているようで見る役割が違います。

判定は、登録した志望校に対する現在の距離を見るものです。

一方、偏差値は、同じ模試を受けた集団の中での位置を確かめる数字です。

そのため、偏差値だけを見て「高い・低い」と決めるより、志望校の目標とどれくらい差があるかを見るほうが実用的です。

また、一回の結果には、出題単元との相性、時間配分、体調、ケアレスミスも表れます。

前回より下がったからといって、学力全体が同じだけ落ちたと即断する必要はありません。

複数回受けているなら、同じ種類のVもぎで推移を見ましょう。

判定は進路をその場で決定する命令ではなく、今の条件で志望校までの距離を測った結果です。

低い判定だったときほど、「無理だった」で終わらず、教科別の差へ進みます。

5教科全体で考えると大きな差に見えても、教科ごとに分け、さらに問題数へ分けると、次の一手が見えやすくなります。

保護者の方も、最初のひと言を「なんでこの判定なの?」ではなく、「次はどの問題なら取れそう?」に変えてみてください。

責められている空気が消えると、お子さんも答案を一緒に見やすくなります。

反対に良い判定でも安心して閉じるのはもったいないです。

たまたま正解した問題や、時間ぎりぎりだった教科があれば、次回も同じ結果になるとは限りません。

良い結果はきちんと喜びつつ、再現できるかまで確認しましょう!

 

④学力分析表とまとめ答案で取る問題を選ぶ

進学研究会の公式見本では、都立・県立・都立自校作成対策のVもぎに「学力分析表」と「まとめ答案」が案内されています。

ここが、次の得点を作るための大事な部分です。

判定が健康診断の総合コメントだとすれば、学力分析表と答案は「どこを直すか」が書かれた明細にあたります。

まず、間違えた問題を次の三つに分けます。

●知識がなく、今は解けなかった問題
●解き方は知っていたのに、途中で止まった問題
●取れるはずだったのに、読み違い・計算・時間で落とした問題

優先するのは、二つ目と三つ目です。

難問一問に長時間かけるより、解き方を知っていた問題や、正答率が高いのに落とした問題を取り返すほうが、次回の点数につながりやすいからです。

間違えた問題を3つに仕分け、解き方を知っていた問題と取れるはずだった問題を優先することを示した図

「間違えた問題を全部やる」ではなく、「次回なら取れそうな問題からやる」と決めましょう。

指導をしていると、判定は覚えているのに、どの問題を落としたかは見ていない生徒さんが少なくありません。

これでは、次の模試までの勉強が「とにかく全部頑張る」になってしまいます。

数学なら計算・関数・図形のどこか。

英語なら語彙・文法・長文・英作文のどこか。

このように単元まで絞り、さらに問題番号を決めると、やることが急に具体的になります。

 

⑤返却後は4手順で次の勉強を決める

カレンダーの再確認日の丸印、取り返す問題カード3枚、学校ワーク、タイマーを並べた返却後1週間の計画

最後に、成績表を開いてから一週間の動きを四つにまとめます。

手順1 志望校との差を教科に分ける

まず、判定だけでなく目標との差を確認します。

差があるなら、一教科に全部背負わせず、どの教科で何を増やせそうかを書き出します。

手順2 取り返す問題を三つまで選ぶ

学力分析表と答案から、知っていたのに落とした問題、正答率が高いのに落とした問題を優先して選びます。

多く選びすぎると、結局どれも浅くなるので、最初は三つまでで十分です。

手順3 教科書や学校ワークへ戻る

模試の解説を読むだけで終わらず、その問題につながる教科書の例題や学校ワークの類題を解きます。

答えを見ずに、途中式や根拠まで再現できる状態を目指しましょう。

手順4 一週間後にもう一度解く

一週間後、選んだ問題と類題をもう一度解きます。

ここで自力正解できれば、成績表の反省が次回の得点候補へ変わりました。

成績表を閉じる前に「教材・範囲・やる日・再確認日」を一行で決めてください。

今日書く一行の例

数学の関数で落とした問題を、学校ワークの同じ単元で木曜日に解き直し、翌週の木曜日に答えを見ず再テストする。

Vもぎの成績表は、良い判定を飾るための賞状でも、低い判定に落ち込むための通知でもありません。

次に伸ばせる場所を、かなり具体的に教えてくれる資料です。

判定を見たら、教科へ、単元へ、そして一問へ。

そこまで下りて次の行動を決めれば、今回の結果はもう「過去の数字」ではなく、合格へ向かう作戦に変わっていますよ!

 

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