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勉強お役立ちコラム

中学校の提出物は何がある?種類一覧と漏れが止まる4か所チェック

明るい校舎の廊下でファイルを抱え教室へ向かう制服の中学生

ステオ
ステオ

先生、ワークは終わったのに、提出したかと聞かれると記憶が霧の中です。


野口先生
野口先生

霧を晴らそう(笑)。「終わった」と「先生に渡した」は、別のチェックにすればいいんだ。


ステオ
ステオ

提出物ってワーク以外にもありますよね。全部、頭で覚えるしかないですか?


野口先生
野口先生

頭の中だけで管理しなくて大丈夫!種類、期限、出す場所を一枚に集めれば、かなり見通しがよくなるよ。

【今回の真実】

中学校の提出物は、ワークだけでなくノート、プリント、レポート、制作物などさまざまです。大切なのは、課題を終えることと先生へ渡すことを分け、種類・期限・提出先を一か所で管理することです。

 

①中学校の提出物は、まず2種類に分けよう

学習の提出物と保護者へ渡す書類を2つのトレーに分けて並べた机

「中学校の提出物」と聞いたとき、何を思い浮かべますか?

検索結果には、日々の学習課題だけでなく、入学手続きや高校受験の書類も並んでいます。

そこで、最初に次の2種類へ分けると迷いません。

生徒が取り組む学習提出物

●問題集や教科ワーク
●授業ノートやファイル
●小テストや授業プリント
●実験・観察レポート、調べ学習
●美術や技術・家庭などの制作物
●テスト後や単元後の振り返り

これは一例で、学校、教科、学年、担当の先生によって種類も出す時期も変わります。

自分の学校で何が提出物かは、テスト範囲表、授業中の指示、連絡帳、学校のアプリや学習用端末を確認するのが確実です。

保護者の確認や記入が必要な書類

保健関係の調査票、行事の参加確認、各種申込書などは、家庭へ持ち帰って保護者が記入するものがあります。

こちらは学習課題と同じ箱に入れると埋もれやすいため、家に着いたら保護者へ渡す専用の場所を決めておくと安心です。

入学・転校・受験に関する書類は学校ごとに違いますから、一般的な一覧より、学校から届いた最新の案内を正本にしてください。

 

②提出物は成績に関わるが、出すだけで決まらない

提出物が書く・理解する・見直すの3つを見せる資料だと表した図解

中学校の各教科の学習評価は、現在「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で整理されています。

文部科学省は「主体的に学習に取り組む態度」を、粘り強く取り組む面と、自分の学習を調整しようとする面から見ると説明しています。

そのため、提出物は評価材料になり得ますが、「期限内に出したから自動的に高評価」「一度遅れたから評定が必ず一つ下がる」と全国一律には言えません。

ワークで知識や技能を見ることもあれば、レポートで考え方や表現を見ることもあります。

振り返りなら、間違いをどう見直し、次の学習をどう変えようとしたかが大切になるでしょう。

提出物は「出席カード」ではなく、授業で何を学び、どのように考え、どう学び直したかを先生へ見せる資料です。

だから、答えを丸写しして空欄だけ埋めるより、丸付けをして間違いを直し、先生の指示どおりに仕上げるほうが、勉強としても価値があります。

評価の対象、締切後の扱い、やり直しの方法が分からないときは、推測で決めず教科担当の先生へ確認しましょう。

 

③提出漏れは4か所のどこで止まったかを見る

家のリビングでリュックの中を探し提出物を見つけられずにいる中学生

提出物を出せないと、「だらしない」「やる気がない」と一言で片づけられがちです。

でも、それでは次も同じ場所で止まります。

ここでは提出漏れを「知らない」「終わらない」「持っていない」「渡していない」の4か所に分けます。

知らない

指示を聞き逃した、締切をメモしなかった、提出範囲が分からない状態です。

友達の記憶だけに頼らず、学校の配付物や連絡手段を確認し、それでも不明なら先生へ聞きます。

終わらない

量が見えず着手できない、分からない問題で止まる、完璧に仕上げようとして期限を越える状態です。

残りをページ数や項目数で数え、今日やる分まで小さく切る必要があります。

持っていない

プリントをなくした、家に置いた、別教科のファイルに入れた状態です。

教科ごとの保管場所と、完成品を入れる提出用ファイルを分けると見つけやすくなります。

渡していない

指導していると、きちんと完成させてかばんにも入れたのに、先生へ渡さずそのまま持ち帰るケースは珍しくありません。

これは勉強不足ではなく、最後の動作が管理から抜けている状態です。

「かばんに入れた」を完了にせず、「先生へ渡して一覧に印を付けた」までを提出完了にしましょう。

 

④提出物を期限内に出す4ステップ

登校前の玄関で提出用ファイルを通学リュックへ入れる制服の生徒の手元

難しい手帳やアプリは必要ありません。

紙一枚でもスマホのメモでもよいので、次の4ステップを同じ形で繰り返します。

管理は「集める・小分けにする・前日に入れる・渡した印を付ける」の4ステップです。

1.指示を一か所へ集める

記録するのは「教科・提出物・範囲・締切・出す相手や場所」です。

たとえば「数学・ワーク34〜49ページ・金曜朝・授業の最初に先生へ」と書けば、何をいつどこへ出すかが一目で分かります。

2.締切から逆算して小分けにする

49ページまで、とだけ見ると重く感じます。

残りが何ページかを数え、取り組める日で割り、毎日の終了地点を決めましょう。

最後の日には、丸付け、直し、記名、抜けの確認をする時間も残します。

3.前日に提出用ファイルへ入れる

完成した課題を机へ置いたままでは、翌朝に忘れます。

普段の教科ファイルとは別に、翌日出すものだけを入れる薄いファイルを用意すると便利です。

玄関ではなく、学校で使うかばんの中まで移したら「持った」に印を付けます。

4.学校で渡してから完了にする

朝の会、教科の授業前後、提出箱など、指定された方法で渡します。

渡した直後に一覧の「提出済み」へ印を付けましょう。

提出物メモの最小形

教科:
提出物と範囲:
締切:
出す相手・場所:
仕上げた:□
かばんへ入れた:□
先生へ渡した:□

 

⑤締切に遅れたら、隠さず先生に確認する

明るい教室で提出の遅れを担当の先生へ相談している制服の中学生

期限を過ぎた提出物が見つかったとき、「もう出しても意味がない」と自分で決めて、さらに放置するのが一番もったいないです。

評価へどう反映されるか、遅れても受け取ってもらえるか、どこまで直せばよいかは学校や課題によって違います。

遅れに気づいたら、次にその教科がある日を待たず、できるだけ早く担当の先生へ相談しましょう。

「提出が遅れてすみません。今ここまでできています。いつ、どの状態で出せばよいですか」と、現在地と質問を短く伝えれば十分です。

全部終わっていないから見せられない、と隠す必要はありません。

先生から「まず完成部分を出す」「直して明日出す」などの指示を受けたら、その新しい締切を一覧へ書きます。

大切なのは、言い訳を長くすることではなく、提出までの次の一歩をその場で決めることです。

 

⑥保護者は監督役より仕組みを整える伴走役に

玄関先から登校する子どもを見送る保護者と、坂の先に見える中学校

保護者が毎日すべての提出物を探し、仕上げ、かばんへ入れ、学校へ持たせれば、その日は間に合うかもしれません。

ただ、それがずっと続くと、本人が管理の流れを覚える機会が減ってしまいます。

おすすめは、週の初めやテスト範囲表が出た日に、親子で提出物一覧を作るところだけ一緒に行うことです。

あとは「数学は終わった?」と詰めるより、「今どのチェックで止まっている?」と聞いてみてください。

保護者の役割は提出物を代わりに完成させることではなく、本人が止まった場所を見つけ、次の一動作を決めやすくすることです。

公的な支援資料でも、提出できない背景として、指示の聞き漏らし、覚えておく難しさ、整理整頓の苦手さ、課題量や見通しの問題などが挙げられています。

一覧化や小分けを試しても提出漏れが続く、複数の教科や生活場面で困りごとが重なる、本人が強く苦しんでいるという場合は、性格の問題と決めつけないでください。

担任や教科担当、校内の相談先へ「いつ、どの段階で止まるか」を具体的に共有すると、必要な支援を考えやすくなります。

中学校の提出物は、数が多いからこそ、頭の中の記憶力勝負にしないことが大切です。

まず今日、学校のかばんと配付物を見て、提出物を一枚へ集めてみましょう。

「先生へ渡した」に印が付けば、そこで本当の完了です!

 

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