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勉強お役立ちコラム

高校生が成績を上げる方法!勉強時間より先に決める3つの数字と5手順

明るい机に、目覚まし時計と開いた問題集、白紙の1週間プランナー、色鉛筆が並べられた学習計画の俯瞰

ステコ
ステコ

先生、成績を上げようと思って参考書を3冊増やしました!机の上はもう成績優秀者です!


野口先生
野口先生

机が先に合格してしまったね(笑)。でも、教材を増やす前に「何の成績を上げたいか」を決めたほうが早いよ。


ステコ
ステコ

成績って、成績じゃないんですか?


野口先生
野口先生

高校では、定期テスト、通知表、模試で上げ方が少しずつ違うんだ。今日は部活や課題と両立できる形まで一緒に整理しよう!

【今回の真実】

高校生が成績を上げるには、勉強時間を増やす前に、定期テスト・評定・模試のどれを上げたいかを決めることが先です。一教科の一つの原因に絞り、授業内容を自力で解ける状態へ変えれば、次にする勉強がはっきりします。

 

①高校生が成績を上げる方法は、上げたい数字を分けることから

制服姿の高校生が、明るい学校の図書室で3冊のファイルを見比べ、1つを指さして目標を決めている様子

高校生の「成績」には、大きく分けて次の三つがあります。

●定期テストの点数
●通知表の評定
●模試の偏差値や判定

この三つは重なる部分もありますが、同じではありません。
ここを混ぜたままだと、一生懸命勉強しているのに、狙った数字には届かないということが起きます。

定期テストなら、学校の授業、教科書、プリント、問題集など、決められた範囲を確実に仕上げることが中心です。
評定を上げたいなら、考査の点数に加えて、自分の学校が何を評価材料にしているかを知る必要があります。
模試や受験では、以前に習った範囲も含めた力や、初めて見る問題に知識を使う力が問われます。

まず「次の定期テストで数学を上げる」のように、数字と教科を一つずつ決めましょう。

「全部上げたい!」という気持ちはよく分かります。
ただ、高校は科目数も課題も多いので、全部を同じ強さで頑張ろうとすると、どれも中途半端になりやすいんですね。

最初の目標を一つに絞ることは、ほかの科目を捨てることではありません。
最も変えやすい一か所で、成績が上がる勉強の型を作るということです。

その型が一つできれば、ほかの教科にも広げられますよ!

 

②成績が伸びない原因を答案と学習記録から見つけよう

返却された答案に赤ペンとストップウォッチを添え、失点を三色の付箋で仕分けている机の上

次に必要なのは、新しい参考書ではなく、前回の答案です。
間違えた問題を、次の三つに分けてみてください。

失点を三つに仕分ける

●知識不足:単語、公式、用語を覚えていなかった
●再現不足:解説を見れば分かるが、一人では解けなかった
●実戦不足:時間配分、読み違い、計算ミスで落とした

一番多い失点が、次の勉強で最優先する原因です。

知識不足なら、覚える範囲を小さく区切り、何も見ずに答える確認を入れます。
再現不足なら、解説を閉じて途中式や説明を最初から作り直します。
実戦不足なら、時間を測って混ざった問題を解き、見直しの順番まで決めます。

「もっと頑張る」ではなく、「どの失点を減らすか」まで決めると、勉強は一気に具体的になります。

これまで多くの高校生を見てきて、勉強時間を増やしたのに伸びない生徒さんほど、教材を読む時間が長く、自力で解けるかの確認が少ない傾向を感じます。
本人は真面目にやっているので、努力不足と決めつけるのは違います。

必要なのは、努力の向きを答案に合わせて少し直すことです。

 

③授業を中心に「分かる」を「自力で解ける」へ変える

明るい教室で授業を受ける制服姿の高校生が、分からなかった一行にノートの上から小さな色の印を付けている様子

高校の勉強は進むのが速く、分からない所をテスト前までためると、復習だけで時間がなくなります。
だからこそ、普段の授業を成績アップの中心に置きましょう。

授業中はきれいなノートを完成させることより、「ここから分からない」という場所に印をつけることが大切です。
帰宅後は、その印がある例題を一問だけ解き直します。
翌日は、答えやノートを閉じ、同じ問題か類題をもう一度解きます。

その場で分かっただけではなく、時間を空けても一人でできたら、ようやくテストで使える知識に近づきます。

授業で理解する→その日に解き直す→翌日に何も見ず再現する、ここまでを一組にしてください。

東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所の共同調査を紹介する記事でも、勉強時間の長さだけでなく、計画や振り返りなどの学習方略が学校の成績と関係すると説明されています。
大切なのは、「今日は2時間やった」だけで終わらず、「昨日できなかった問題が、今日は何も見ずに解けた」と確認することです。

 

④定期テスト・評定と模試・受験勉強を両立する

明るい机の上で、学校の教科書と課題ファイル、受験用の単語カードと鉛筆が左右に並び、中央に置かれた時計がその二つをつないでいる様子

高校生が迷いやすいのが、学校の勉強と受験勉強のどちらを優先するかです。
結論から言うと、普段は両方の時間を短くても確保し、定期テスト前だけ学校の勉強を厚くします。

定期テストの勉強は、授業で扱った範囲を期限までに完成させる「短い締め切りの勉強」です。
受験勉強は、英単語や英文法、数学の基礎単元などを積み上げる「長い締め切りの勉強」です。

片方だけにすると、定期テストが終わるたびに受験勉強がゼロへ戻ったり、受験勉強に気を取られて学校の課題が崩れたりします。

平日は授業の穴を埋め、短時間でも受験の基礎を止めない、という二本立てが基本です。

そして、評定を上げたい人はテストの点数だけを見ないでください。
高校の学習評価は、文部科学省が示す「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で行われます。

つまり、定期考査だけでなく、レポートや発表、ノート、授業中の発言などが評価材料になることがあります。
何がどれくらい評価されるかは学校や教科で異なるため、シラバスや評価資料を読み、分からなければ先生に確認するのが一番正確です。

 

⑤今日から回せる1週間の実行プラン

放課後の明るいベンチで、高校生が帰宅前に翌日いちばん先にやることを小さなメモ帳へ書き込んでいる様子

ここまでを、すぐ動ける5手順にまとめます。

手順1 上げる成績と教科を一つ決める

「次の英語の定期テスト」「数学の評定」「模試の英文読解」のように決めます。

手順2 答案の失点を仕分ける

知識不足、再現不足、実戦不足のどれが多いか数えます。

手順3 直せそうな問題を少数選ぶ

難問からではなく、解説を読めば分かり、次は自力で取れそうな問題を選びます。

手順4 授業当日と翌日に解く

当日は理解し直し、翌日は何も見ずに再現します。

手順5 週末に小さくテストする

一週間で扱った問題を混ぜ、答えを見ずに解きます。

記録するのは勉強時間より、「何も見ずに解けた問題」と「まだ止まる問題」です。

全部できなかった週があっても、計画を捨てる必要はありません。
やり残しを翌週へ全部持ち越すのではなく、最も大事なものだけ残して予定を軽く直しましょう。

続く計画とは、一度も崩れない計画ではなく、崩れたあとに戻れる計画です。

 

⑥やっても上がらないときは相談材料をそろえよう

明るい相談室で、高校生が答案と教材と1週間の記録を広げて自分から話し、保護者と先生が耳を傾けている様子

方法を変えても成績が上がらないときは、一人で「自分には才能がない」と結論を出さないでください。
成績が止まっているのは、能力の限界ではなく、自分では見つけにくい詰まりが残っているだけかもしれません。

答案、使っている教材、一週間の勉強記録を持って、学校や塾の先生に相談しましょう。
そのときは「どうすれば成績が上がりますか?」だけでなく、質問を具体的にします。

●この答案では、最初に直すべき失点はどれですか
●今の問題集は自分の理解度に合っていますか
●評定を上げるには、どの観点と評価材料を直すべきですか

これなら、先生も現状に合った答えを返しやすくなります。

相談するのは負けではありません。
自分の努力を点数につなげるために、使える知恵を増やす行動です。

保護者の方は「何時間やったの?」より、「次はどの一問を取れそう?」と聞いてあげてください。

成績を責める材料ではなく、次の一手を決める資料として見ることが、立て直しの第一歩です。

高校の勉強は確かに簡単ではありません。
でも、全部を一度に変えなくても大丈夫です。

今日、前回の答案を一枚出し、直す問題を一つ決めるところから始めてみましょう!

 

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