

進研模試の漢文だけ過去問で練習したいのに、検索すると画像やフリマばかり出てきます……。漢文より先にネット探索力が試されています!

それは別の模試が始まっていますね(笑)。まず学校に確認するのが最短です。

学校になければ、もう対策できませんか?

大丈夫です。漢文は過去問そのものがなくても、返り点・句法・本文理解に分ければ対策できます。安全な探し方から順番に説明しましょう!
【今回の真実】
進研模試の漢文過去問は、受験する学年・回を特定して学校の先生に確認するのが第一です。見つからなくても、訓読・句法・内容理解を分けて練習すれば、本番へつながる準備は十分できます。
①進研模試の漢文過去問はどこにある?
②過去問を探す安全な3手順
③ネットの転載画像や古い問題に注意
④過去問がない時は漢文を3つに分ける
⑤本番につなげる代用対策4ステップ
⑥受験後の問題こそ次の過去問にする
①進研模試の漢文過去問はどこにある?

結論から言うと、2026年10月26日の調査時点では、誰でも漢文の過去問を選んでダウンロードできるベネッセ公式アーカイブは確認できませんでした。
検索すると問題の写真、質問サイト、個人売買の商品などは見つかります。
しかし、学年や実施月が違えば習っている範囲も問題の形式も同じとは限りません。
「進研模試」という呼び方の中にも、高1・高2向けのベネッセ総合学力テスト、高3向けの記述模試や共通テスト模試などがあります。
ですから、手元に一問見つかっただけで「これが次の模試対策になる」とは決めないほうがよいですね。
ベネッセの公式サイトには、学校で実施するものと同じ出題内容を個人で受験できるオンライン方式があります。
ただし、これは現在の模試を受ける仕組みであり、漢文の過去問を自由に閲覧する公開資料集ではありません。
過去問探しの出発点はネットではなく、受験予定を持っている学校です。
②過去問を探す安全な3手順

「先生に聞く」といっても、ただ「進研模試の過去問ありますか?」では範囲が広すぎます。
次の順番で確認すると話が早くなります。
たとえば、「高1の11月ベネッセ総合学力テストを受けます。漢文を含む過年度問題か練習問題はありますか?」と聞けば、先生も探しやすくなります。
学校によっては過年度の問題を授業や課題で扱っていたり、類題のプリントを用意していたりします。
一方で、保管状況や利用条件は学校ごとに違います。
借りられなかったとしても、先生が意地悪をしているわけではありません(笑)。
教材の扱いに決まりがある場合もあるため、「問題そのものが難しければ、同じ範囲の練習問題を教えてください」と次の質問へ切り替えましょう。
受験後は、マナビジョンで自己採点やWEB解説を使える場合があります。
利用には学校から配られるIDによる初期登録が必要なので、ログインできない時もまず先生へ確認するのが確実です。
③ネットの転載画像や古い問題に注意

検索結果に問題画像が出てくると、「見つけた!」とうれしくなりますよね。
ただし、出所の分からない画像には三つの心配があります。
●年度や学年が分からず、今回の範囲と合わない
●ページの一部だけで、設問・注・解答解説がそろわない
●権利者の許可なく公開された可能性がある
文化庁の著作権テキストでは、違法にアップロードされた著作物だと知りながらダウンロードする行為は、私的利用でも認められない場合があると説明されています。
また、学校が授業で必要な範囲を複製できる場合にも条件があり、販売教材の全部をそのまま複製することまで自由になるわけではありません。
出所不明の画像を集めたり共有したりするより、学校から正規に渡された問題・解説を大切に使うほうが安全で、勉強もしやすいです。
フリマに古い冊子が出ることもありますが、必要な回か、解答解説がそろうか、現在の出題に合うかを判断しにくいのが難点です。
買う前に、同じ費用で学校指定の句法集や読解問題集を使ったほうが弱点を直せないか考えてみましょう。
④過去問がない時は漢文を3つに分ける
ここが今回いちばん大切なところです。
過去問が手に入らなくても、漢文対策が止まるわけではありません。
漢文で問われる力を、次の三つに分けます。

1.訓読
返り点に従って読む、書き下し文にする、再読文字を二度読む、といった土台です。
本文の意味以前に読む順番で止まるなら、長文を増やすより短い文へ戻ったほうが早いです。
2.句法と重要語
否定・使役・受身・疑問・反語などの目印を見つけ、読みと訳を結びます。
学校の句法集で、今回までに習った範囲を優先しましょう。
3.本文と設問の理解
登場人物、誰の発言か、行動の理由、傍線部の前後を整理します。
岩手県立盛岡第三高校が公開した高1・7月進研模試の振り返りでも、一文ずつ区切ること、注と人物関係を確認すること、受身などの句法を復習することが漢文の助言として挙げられていました。
これは一つの実施例ですが、何を練習するか考える材料になります。
一題解いて、訓読・句法語彙・内容理解のどこで止まったかを分ければ、過去問がなくても戻る場所は決められます。
⑤本番につなげる代用対策4ステップ

学校の教科書、句法集、授業プリント、初見の読解問題を一つずつ用意してください。
新しい問題集を何冊も買う必要はありません。
ステップ1:一題を時間を決めて解く
初見問題を一題選び、時間を決めて解きます。
分からないまま長く粘るより、今どこで止まるかを見つける診断だと考えましょう。
ステップ2:失点を3分類する
間違いの横に「訓読」「句法語彙」「内容」と書きます。
答えを赤で写すだけでは、次に何を直すかが見えません。
ステップ3:元の教材へ戻って白紙再現する
訓読なら返り点の短文、句法なら学校の句法集、内容なら人物と発言を整理する練習へ戻ります。
解説を読んだ後は閉じて、書き下し文や現代語訳をもう一度何も見ずに作ってください。
ステップ4:翌日に同じ一題を解き直す
正解を覚えているだけでなく、「この字が受身の目印だから」のように根拠を説明できれば合格です。
指導していると、過去問を何回も眺めた生徒より、間違えた理由を言える生徒のほうが次の初見問題へ進みやすいと感じます。
過去問の価値は答えを覚えることではなく、自分の弱点を発見して教材へ戻ることにあります。
⑥受験後の問題こそ次の過去問にする

模試が終わったら、問題冊子を机の奥へ入れる前にもう一仕事です。
受験直後に、迷った問題へ印を付け、自分が選んだ答えを問題冊子へ残します。
返却やWEB解説を確認できたら、次の順番で復習しましょう。
●根拠を持って正解した問題は終了
●偶然正解した問題は解き直す
●間違えた問題は3分類して元の教材へ戻る
●一週間後、本文を読み直して根拠を説明する
ベネッセ公式のマナビジョンも、受験直後の自己採点やWEB解説、結果確認の機能を案内しています。
受けっぱなしにせず使い切れば、今回の問題が次の模試へ向けた、いちばん自分に合う過去問になります。
まず今日やることは、学校の予定表で学年・実施月・模試名を確認し、先生へ一文で質問することです。
過去問が見つかれば活用する。
見つからなければ三つに分けて練習する。
どちらでも対策は前へ進められますよ!




①学年・実施月・模試名を学校の予定表で確認する
②国語の先生、担任、進路指導室の順に聞く
③借りられる場合は、持ち帰り・コピー・書き込みの条件も確認する