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勉強お役立ちコラム

明日入試で焦っている人へ!今夜やる4つの準備と当日の動き方

不安そうな高校生の娘と、穏やかに話を聞く母親がリビングで向かい合っている様子

ステコ
ステコ

先生、入試が明日なのに、急に全部忘れた気がしてきました。今から新しい問題集を一冊やったほうがいいですか?

野口先生
野口先生

一冊は無理だよ(笑)。明日の目的は、今日新しい実力を作ることではなく、今ある実力を答案に出し切ることです。

ステコ
ステコ

でも、何もしないと余計に不安です……。

野口先生
野口先生

大丈夫。会場の確認、軽い復習、持ち物、睡眠の4つを順に片づければ、今夜からできることはあります。一緒に一つずつ終わらせましょう!

【今回の真実】

明日入試なら、今夜やるべきことは「点数を一気に伸ばす勉強」ではなく、「今ある力を明日きちんと出す準備」です。募集要項と受験票で会場・集合時刻・持ち物を確認し、使い慣れた教材だけを短く見直して、普段に近い時刻に休みましょう。

 

①明日入試なら最初にすること

高校生と保護者がダイニングテーブルで受験の書類とチェックリストを一緒に確認している様子

結論から言うと、まず机に問題集を広げるのではなく、明日の受験に必要な情報を確定させましょう。
確認する順番は、次のとおりです。

●受験する学校・試験名
●試験会場と入室・集合時刻
●会場までの経路と出発時刻
●受験票や募集要項に書かれた持ち物
●体調不良や交通遅延が起きたときの連絡先

検索記事の持ち物一覧は便利ですが、試験によって使用できる時計、筆記具、服装、上履きの要否などは違います。
最後に正しいのは、あなたが受ける試験の募集要項・受験票・「受験上の注意」です。
保護者の方が手伝う場合は、本人が読み上げ、隣で一緒に確認する形がおすすめです。

あれもこれも気になる人は、紙を一枚出して「受験情報」「勉強」「体調」の3欄に分けてください。
受験情報には会場・時刻・経路・持ち物、勉強には見直す教材とページ、体調には入浴・就寝・起床の予定を書きます。
頭の中だけで考えていると、不安と作業が混ざってしまいます。
終わった項目に線を引けば、残っている準備が見えるようになりますよ。

保護者の方は指示を増やすより、受験票の読み合わせと、朝の出発時刻の共有を手伝うくらいで十分です。
最後に本人が自分でバッグの中を見れば、当日も持ち物の場所がわかります。

 

②前日の勉強は何をする?

高校生が窓辺の床で使い慣れたノートと単語カードだけを短く見直している様子

「最後に苦手を全部つぶしたい」と思う気持ちは、とてもよくわかります。
ただ、前日に初めて見る難問や新しい参考書へ手を広げると、わからない所ばかりが目に入り、不安が大きくなりがちです。
今日は、すでに学んだ内容を思い出す勉強へ切り替えましょう。

今夜の復習候補

●いつも使ってきた暗記ノートの間違えやすい所
●模試や過去問で何度も間違えた基本問題
●英単語、漢字、公式など短く確認できるもの
●面接がある人は志望理由と答えの要点

科目ごとに「一つだけ」決める

受ける科目が多いほど、全部を見直したくなるものです。
でも前日に大切なのは、勉強した量で安心しようとすることではなく、明日使う知識を選ぶことです。

英語や国語なら間違えやすい語句、数学や理科なら公式・単位と何度も間違えた基本問題、社会なら混同しやすい用語や年代というように、科目ごとに確認箇所を一つ決めましょう。
一つ終わって余裕があれば次へ進めばOKです。
難問で手が止まったときは、そこで粘って自信を削るより、答えを見て最初の考え方だけ確認し、予定した見直しへ戻りましょう。

「不安がなくなるまで」では終わりがありません。
「このノートの印があるページまで」のように、見る範囲を先に決めてください。
解けない問題は、解法の入口を一つ確認したら次へ進みましょう。

前日の勉強は、範囲を広げるより、すでに覚えたことをすぐ思い出せる状態に整えるのが優先です。

 

③今夜の持ち物と移動の確認

筆記具・時計・飲み物・交通系ICカードなど受験当日の持ち物一式を入れた紺色のバッグを真上から写した写真

勉強が終わったら、寝る直前ではなく、時間に余裕があるうちに荷物をまとめます。

基本の持ち物チェック

●受験票と本人確認に必要なもの
●指定された筆記具、予備の筆記具、消しゴム
●試験の規定に合う時計
●現金・交通系ICカード・経路メモ
●昼食・飲み物・必要な薬や防寒具
●休憩中に見る使い慣れた教材

一般的な候補なので、入れ終わったら最後に自分の受験案内と照らし合わせてください。
受験票は紙での持参が必要な試験もあるため、スマートフォンの画面だけで安心せず、指定形式を確認しましょう。

運休や遅延に備えた別ルートも考え、実際に利用する日の時刻表を確認してください。
天気と交通情報も見て、集合時刻に余裕をもって着ける出発時刻を決めます。
荷物を玄関近くに置き、受験票・財布・スマートフォンの置き場所まで決めたら、準備はかなり前進しています。

 

④眠れないときも焦らない

母親が廊下の棚にスマートフォンを置き、パジャマ姿の娘が寝室の入口から見ている様子

前日は、普段どおりの食事、入浴、就寝を意識しましょう。
食べ慣れない物や量の多い夜食を取る必要はありません。

寝る直前までSNSを見ると、他人と比べて不安になったり、就寝が遅れたりしやすくなります。
アラームを設定し、家族にも起床時刻を共有したら、スマートフォンは手の届きにくい所へ置きましょう。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、中学生・高校生について、個人差を踏まえつつ8~10時間を参考に睡眠時間を確保するよう示しています。
入試前日だけ急に生活リズムを大きく変える必要はありませんが、徹夜で勉強を続けるのは避けたいところです。

今から目安どおりの時間を取れない人も、「もう遅い」と焦らなくて大丈夫です。
まず勉強を終える時刻を決めて、今夜確保できる睡眠をきちんと取りましょう。
あと一問を増やすために睡眠を削るより、明日考えられる頭を残すほうを優先しましょう。

「早く寝なきゃ」と思うほど眠れない夜もありますよね。
そんなときも自分を責めず、部屋を暗くして、ゆっくり息を吐きながら体を休ませましょう。
一晩の寝つきだけで、これまで積み上げた勉強が消えるわけではありません。

 

⑤当日朝から試験終了までの動き

制服姿の受験生が試験会場の廊下で、自分の小さなメモだけを静かに確認している様子

朝は、まず体調と交通情報を確認します。
食事は量を無理に増やさず、普段食べ慣れたものを選びましょう。
家を出る前に、受験票、財布、筆記具を声に出して再確認します。

会場へ着いたら、持ってきた一冊やノートで決めた箇所だけを見ます。
周りの受験生が分厚い参考書を開いていても、その人にはその人の準備があります。
あなたは自分のやることだけに戻ればOKです。

試験が始まったら、注意事項を聞き、問題全体と時間を確認し、解ける問題から得点へ変えていきましょう。
終わった科目は友達と答え合わせをせず、水分補給、トイレ、次の科目の確認へ進んでください。

トラブルが起きたら

受験票を忘れた、電車が遅れた、急に体調が悪くなったという場合は、自分だけで「もう受けられない」と決めないでください。
受験票や募集要項にある連絡先へ早めに連絡し、会場の係員や試験実施者の指示に従いましょう。
対応は試験ごとに違うため、ネット上の別試験の体験談だけで判断しないことが大切です。

明日の合言葉は、「全部完璧に」ではなく「今できる一問を丁寧に」です。
今夜は不安をゼロにしようとしなくて大丈夫です。
不安があっても、受験票を持って会場へ行き、一問目から手を動かすことはできます。

ここまで準備してきたあなたなら、明日やることはもう決まっています。
準備が終わったら、今日はしっかり休んでくださいね。