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オンライン家庭教師 ステラ
勉強お役立ちコラム

成績を上げる方法は4段階診断!再現できる問題を増やす1週間手順

自宅の机で答案を見直しながらノートに書き込む女子学生

ステオ
ステオ

勉強時間は増やしたのに、成績がピクリとも動きません。僕の成績、冬眠中ですか?

野口先生
野口先生

季節を待っても起きないかもしれないね(笑)。まず、勉強したページ数ではなく、答えを見ずにできる問題が増えたか確かめよう!

ステオ
ステオ

机にいた時間ではなく、できることの数を見るんですね。

野口先生
野口先生

そう!どこで止まっているかを見つけて、まず1教科を1週間だけ立て直してみよう。

【今回の真実】

成績を上げる方法の中心は、勉強時間をただ増やすことではなく、答えを見ずに再現できる問題を増やすことです。1教科に絞り、学習が止まっている段階を見つけて、1週間の小さな改善を回しましょう。

 

①成績を上げる最初の一手は「再現できる」を増やすこと

カードを見ながら思い出した内容をノートに書く男子中学生

「成績を上げたい」と思ったとき、いきなり勉強時間を2倍にする必要はありません。
先に見るべきなのは、今の勉強がテストで使える形になっているかです。

教科書を読んだ、ノートをまとめた、ワークを埋めた。
これらは立派な勉強ですが、それだけでは「できるようになった」とは限りません。
テストでは、教科書を閉じた状態で知識や解き方を思い出し、時間内に答える必要があるからです。

成績を上げる最初の一手は、勉強した量ではなく「何も見ずに正解できる問題」を数えることです。

たとえば英単語を30個書いたなら、翌日に日本語だけを見て英語を書けるか確かめます。
数学の例題を読んだなら、解答を閉じて最初から解き直します。
正解できなかったところが、次に勉強する場所です。

学校現場で行われた研究でも、資料を見直すだけでなく、見ないで思い出す活動を学習に入れた子どもたちは、後の事実再生でよい結果を示しました。
すべての教科や問題に同じ結果を保証するものではありませんが、「読む」で終わらず「思い出す」まで行う大切さは押さえておきたいですね。

 

②学習が止まる場所を4段階で診断しよう

教室で答案に色シールを貼り間違いを分類する女子高校生

やみくもに新しい勉強法を探す前に、返却された答案を1枚出してみましょう。
間違えた問題を、次の4段階のどこで止まったかに分けます。

成績へつながる4段階

●入れる:授業を聞き、必要な教材や範囲に触れた
●わかる:用語の意味や解き方の理由を理解した
●再現する:答えや解説を見ずに、自力で解けた
●出し切る:時間・問題文の条件・解答形式に合わせて得点できた

そもそも習った記憶が薄いなら「入れる」の問題です。
解説を読んでも意味が分からないなら「わかる」、家では解けたのに数日後は解けないなら「再現する」で止まっています。
単位の書き忘れ、設問の読み違い、時間切れなら「出し切る」の対策が必要です。

4段階のうち、最初に止まった場所へ戻るのが最短の修正です。

理解できていないのに問題数だけ増やしても、同じ所で止まります。
一方、理解も再現もできている生徒なら、必要なのは難しい参考書ではなく、時間を測る練習かもしれません。
原因が違えば、処方箋も変わるのです。

 

③1教科を立て直す1週間の実行手順

自宅の床でカードとタイマーを使い時間を測って復習する学生

一度に5教科を変えようとすると、計画だけで疲れてしまいます。
最初の1週間は、点数を上げたい1教科と、直したい1段階だけに絞りましょう。

1日目は答案から10問を選ぶ

直近のテスト、小テスト、ワークから、間違えた問題や迷った問題を10問ほど選びます。
ここで大切なのは、難問ばかり集めないことです。
習ったはずなのに取れなかった問題を優先します。

2~4日目は「理解→自力解答」まで進める

教科書、ノート、解説を使って、なぜその答えになるか確認します。
その直後に資料を閉じ、白紙からもう一度解きます。
正解しても説明できなかった問題には印を残しましょう。

5~7日目は時間を空けて再テストする

同じ問題を順番を変えて解き、最後は時間も測ります。
間違えたら、また4段階のどこで止まったかを確認します。

1週間で記録する3項目

●何も見ずに正解できた問題数
●正解までにかかった時間
●まだ止まる段階

1週間の成功は、通知表がすぐ変わることではなく、自力で解ける問題が先週より増えることです。
この小さな変化を確認できたら、次の10問か次の教科へ進みましょう。

 

④学校の授業と教材を得点へつなげる

教室で先生の説明を聞きながら教科書を開いて学ぶ女子高校生

学校の成績を上げたいのに、学校で使っている教科書、ワーク、プリントが後回しになっていないでしょうか。
新しい問題集を買う前に、授業で扱った範囲に「説明できない」「見ずに解けない」部分がないか確認しましょう。

予習をするなら、全部を理解しようとしなくても構いません。
授業前に教科書へ目を通し、分からない箇所へ印をつけておけば、授業中に聞く場所がはっきりします。
授業後は、ノートを眺めるだけでなく、要点を一つ口で説明するか、例題を一問だけ解き直します。

授業を「聞いた日」で終わらせず、「一つ再現した日」に変えてください。

指導していると、ワークのページは埋まっているのに点数へつながらない生徒は珍しくありません。
よく見ると、答えを写して丸をつけた所や、解説を読んで終わった所が、そのまま弱点として残っています。
これは努力不足というより、終了の基準が「埋めた」になっているだけです。

丸付けは終了の合図ではありません。
間違いを見つけ、答えを閉じて正解できるまでが一まとまりです。

 

⑤通知表を上げたいなら評価の材料も確認する

制服姿の生徒が3色のカードをクリアファイルに整理する様子

ここまでの方法は、主にテストで使える力を増やす方法です。
ただし、学校の通知表を上げたい場合は、テスト点だけを見て終わりにはできません。

文部科学省は、各教科の学習評価を「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に整理しています。
また、評価をその後の学習改善につなげることも重視しています。

つまり、通知表は「先生に好かれるコツ」を探すものではありません。
どの観点で、何をできるようにする必要があるかを確かめる材料です。

通知表を上げたいなら、自分の学校・教科の評価方法と、弱い観点を先生に確認しましょう。

「成績を上げるには何をすればいいですか?」だけでは、質問が広すぎます。
次のように具体的に聞くと、行動へ落とし込みやすくなります。

先生へ確認したいこと

●今いちばん改善が必要なのは、どの観点ですか
●その観点は、どのテスト・課題・活動で確認されますか
●次の評価までに、何ができるようになるとよいですか

返ってきた答えを、先ほどの1週間計画へ一つだけ入れてください。
「主体性を上げる」のような大きな目標ではなく、「次の振り返りで、できなかった理由と直し方を書く」という行動に変えるのがコツです。

 

⑥伸びないときは努力ではなく作戦を直そう

リビングでカードを並べ子どもと一緒に振り返る母親と中学生

1週間取り組んでも自力で解ける問題が増えなかったなら、才能がないと決める必要はありません。
4段階の診断がずれていたか、選んだ問題が広すぎたか、理解を助けてくれる人が必要なのかもしれません。

そんなときは、次の順番で作戦を修正します。

●範囲を半分にする
●一つ前の単元へ戻る
●先生や講師に、解き方ではなく「どこから分からないか」を見てもらう
●次の1週間も、同じ3項目を記録する

成績が伸びないときに責めるべきなのは自分ではなく、今の勉強の設計です。

保護者の方も、「何時間やったの?」だけでなく、「昨日できなかった問題で、今日はどれができた?」と聞いてみてください。
努力を監視する会話ではなく、変化を一緒に見つける会話になります。

成績は、便利な裏技一つで急に変わるものではありません。
でも、答えを見ずにできることを一つずつ増やせば、勉強は確実に前へ進みます。
まず今日、1教科の答案を1枚出し、直したい10問を選ぶところから始めてみましょう!