

先生、共通テストの本当の点数って、試験が終わったらすぐスマホに届くんですか?

残念ながら、出前の到着通知ほど早くは来ないね(笑)。点数を見られるのは4月だよ。

4月!?それでは国公立大学の出願には間に合わないですよね。

その通り。だから出願は自己採点で決めるんだ。ただし、点数開示には自己採点の精度を確かめ、次の勉強につなげる大切な役割があるよ!
【今回の真実】
共通テストの点数開示は、出願時に希望して手数料を支払った人だけが4月にマイページで確認できます。出願校を決める時期には間に合わないため、試験直後の自己採点と4月の正式得点は役割を分けて考えましょう。
①共通テストの点数開示はいつ、どうやって見る?
②点数開示の申込方法と料金
③開示画面で確認できる内容
④出願前に正式な点数がわからない理由
⑤自己採点と開示点に差があったときの見方
⑥点数開示で迷いやすいこと
①共通テストの点数開示はいつ、どうやって見る?

まず結論からいきましょう!
令和9年度大学入学共通テストでは、令和9年4月1日10時から4月30日17時まで、共通テスト出願サイトのマイページで成績を閲覧できます。
対象になるのは、出願時に成績の閲覧を「希望する」と登録した受験生だけです。
希望していない人が、試験後になってから新しく申し込む仕組みではありません。
令和9年度は紙の成績通知書が自宅へ届く方式ではなく、マイページ上でPDFを表示して確認します。
閲覧期間が終わるとマイページでも見られなくなるため、確認したら端末へダウンロードしておくと安心ですね。
なお、年度によって日程や手続が変わる可能性があります。
これから受験する人は、自分が受ける年度の大学入試センター「受験案内」を確認することを忘れないでください。
②点数開示の申込方法と料金

令和9年度の申込は、共通テストの出願内容を登録するときに行います。
マイページで成績閲覧を「希望する」と選び、成績閲覧手数料300円を検定料と一緒に支払えば完了です。
出願内容の登録期間中と、その後の確認・訂正期間中であれば、希望の有無をマイページから訂正できます。
希望を変更して料金に差額が出た場合は、画面の案内に従って手続します。
「受験が終わってから、点数が気になったら申し込もう」と考えていると間に合いません。
300円で正式な科目別得点を確認できるので、迷うなら出願時に希望しておくのがよいでしょう。
保護者の方と一緒に出願手続をする場合も、最後は受験生本人が登録内容を確認してください。
点数開示は、受験教科や顔写真と同じく「出願時に確認する項目」の一つとしてチェックリストへ入れておくと忘れにくいですよ!
③開示画面で確認できる内容
令和9年度の受験案内によると、PDFでは次の内容を確認できます。
●受験した科目名
●試験日
●科目別得点
●科目別の段階表示

段階表示とは、受験者全体の中で成績がどのあたりに位置するかを1~9の段階で示すものです。
点数だけでなく、その年の受験者の中で自分がどの位置だったかを見る材料になります。
さらに国語は「近代以降の文章」と「古典(古文、漢文)」の出題分野別得点が示されます。
英語はリーディングとリスニングが分かれ、それぞれの得点と段階表示を確認できます。
地理歴史・公民や理科で2科目を受験した場合は、第1解答科目と第2解答科目に分けて表示されます。
複数の出題範囲から選んで答える科目には、出題範囲別の得点や段階表示もあります。
ただ合計点を見て一喜一憂するだけでは、少しもったいないですね。
科目別・分野別の数字を自己採点の記録と並べて見ると、次に直すべきところが具体的になります。
④出願前に正式な点数がわからない理由

共通テストを受けたあと、国公立大学などの出願校を決める時期には、4月の点数開示はまだ始まっていません。
そのため、出願の判断に使うのは、問題冊子へ控えた自分の解答と大学入試センターの正解・配点による自己採点です。
ここは非常に大切です!
4月に本当の点数を確認できるからといって、試験当日の答えを問題冊子へ控えなくてよいわけではありません。
マークを変えたら、問題冊子側の控えも同時に直す。
問題冊子へ書いた番号が実際のマークと同じか、大問ごとに短く確認する。
この小さな作業が、出願時の判断を支えます。
4月の点数開示は「出願校を決めるための速報」ではありません。試験直後は自己採点で出願を考え、4月の正式得点は振り返りに使います。
自己採点と点数開示は、どちらか一方を選ぶものではなく、使う時期が違うと覚えておきましょう。
⑤自己採点と開示点に差があったときの見方

自己採点と正式な得点が同じなら、答えの控えと採点を正確にできていたということです。
では、差があったらどう考えればよいのでしょうか。
まず、科目ごとに「自己採点」と「開示点」を横に並べ、どこで差が生じたかを確認します。
そのうえで、次の三つを振り返ってみましょう。
●解答用紙ではマークを直したのに、問題冊子の控えを直し忘れた
●問題冊子へ答えを写すときに、違う番号を書いた
●正解や配点を見ながら合計するときに計算を間違えた
現在の共通テストは、正答した設問に割り振られた配点を足す素点が得点です。
そのため、マークや控え、自己採点に誤りがなければ、正式得点と自己採点は一致することになります。
差があっても、「自分は本番に弱い」と大きく決めつける必要はありません。
原因を「マーク」「転記」「計算」に分ければ、次回の行動へ直せます。
浪人してもう一度受ける人なら、模試のたびに本番と同じように問題冊子へ答えを控え、自己採点まで行いましょう。
現役で進学する人も、自分の感触と実際の数字の差を知ることは、大学での試験や資格試験に生きてきます。
点数開示は過去を責めるための紙ではありません。
次はもっと正確に結果をつかむための答え合わせだと考えてくださいね。
⑥点数開示で迷いやすいこと

出願時に希望し忘れたら、あとから見られる?
令和9年度の点数開示は、出願時に希望した人が対象です。
希望の有無を直せるのは、出願内容の登録期間と確認・訂正期間のうちです。
試験後に「やっぱり見たい」と新しく申し込むことはできないと考えて、出願時に決めておきましょう。
大学が行う入試成績開示とは同じ?
同じではありません。
大学入試センターの点数開示は、共通テストそのものの正式成績をマイページで見る手続です。
一方、各大学が行う入試成績開示では、その大学が利用した共通テストの換算点、個別学力検査の得点、順位やランクなどを示すことがあります。
開示する対象や内容、期間は大学によって違います。
たとえば「共通テストの素点を知りたい」のか、「志望大学で換算された点や二次試験の結果を知りたい」のかで、確認する窓口が変わります。
共通テスト出願サイトと受験大学の案内を分けて確認すると迷いません。
合格していても確認したほうがよい?
もちろん確認して大丈夫です!
合格後なら、点数を見て無理に反省会を長引かせる必要はありません。
自己採点との差だけ確認し、PDFを保存したら一区切りでもよいでしょう。
受験後は、結果を見るのが少し怖い人もいると思います。
ですが数字は、あなたの価値を決める判決ではありません。
手続を忘れず、必要なことだけ落ち着いて確認できれば十分ですよ!




●閲覧場所:共通テスト出願サイトのマイページ
●閲覧期間:令和9年4月1日10時~4月30日17時
●対象者:出願時に成績閲覧を希望した人
●受取方法:画面でPDFを表示し、必要なら保存