

先生、中1の英語定期テストって、単語を全部3回ずつ書けば勝てますか? もう腕の筋肉は準備できています!

残念ながら、答案には腕の筋肉を書く欄がないんだ(笑)。単語だけでなく、文法・読解・リスニング・英作文も準備しよう!

うわ、英語チームは人数が多い……。何から始めればいいんですか?

最初に見るのはテスト範囲表だよ。そこから学校教材を並べて、14日間を三段階に分ければ迷わず進められる!
【今回の真実】
中1の英語定期テストは、単語を何回も書くだけでは仕上がりません。自校の範囲表を起点に、学校ワークを自力で解ける状態にし、教科書の音声・読解・英作文まで14日間で順番に確認しましょう。
①中1の英語定期テストは範囲表から始めよう
②何が出る?単語だけではない五つの力
③使う教材は学校のものから順番を決める
④14日前からの勉強計画を三段階で進める
⑤単語・文法・音声・英作文はこう仕上げる
⑥当日の見直しと返却後の直し方
①中1の英語定期テストは範囲表から始めよう

「初めてのテストだから、とりあえず市販の問題集を買おう!」と考える生徒さんは多いです。
でも、最初に開くべきものは問題集ではありません。
何から手をつけるか迷うのは、初めてなら当たり前です。
勉強する範囲を先に小さく囲えば、やることはぐっと見えやすくなりますよ。
まず学校から配られたテスト範囲表を開き、教科書・学校ワーク・授業プリントの該当ページに印をつけましょう。
中1の序盤なら、アルファベットや単語、あいさつ、be動詞、一般動詞などが候補になりやすいでしょう。
ただし、実際の範囲と問題形式は学校や先生によって違います。
隣の学校の予想問題を丸暗記しても、自分の学校の授業で扱っていなければ遠回りになってしまいます。
範囲表に「教科書○ページ」「ワーク○ページ」「授業プリント」と書かれていたら、それが勉強のスタート地点です。
範囲表がまだ出ていない時期は、授業で終わったページまで学校ワークを進めておきます。
配られてから課題を始めるのではなく、配られた時点で一度解き終わっている状態を作れると、解き直しに時間を使えますよ!
②何が出る?単語だけではない五つの力
文部科学省の学習指導要領解説では、中学校英語の目標は「聞くこと」「読むこと」「話すこと(やり取り)」「話すこと(発表)」「書くこと」の五つの領域で示されています。
定期テストの筆記問題だけで五つすべてを測るとは限らず、話す力は授業中の活動やスピーチテストで確認される学校もあります。
それでも、英語が「単語のつづりだけを覚える教科」ではないことは分かりますね。

「分かる」だけでなく、英語を見て意味が言える、日本語を見て英語が書ける、音を聞いて選べる、という向きの違う確認が必要です。
とくに最初のテストは、文頭の大文字、文末のピリオドや疑問符、単語間の空白など、英文を書く基本も要注意です。
知識は合っているのに書き方で点を落とすのは、実にもったいないですからね。
③使う教材は学校のものから順番を決める

机に教材を山積みにすると、「たくさん勉強している感じ」は出ます。
でも、手を広げすぎると全部が途中になりがちです。
おすすめの優先順位は次の通りです。
●1番目:テスト範囲表と授業プリント
●2番目:学校ワーク
●3番目:教科書と教科書の音声
●4番目:小テストや授業ノート
●5番目:市販問題集や無料プリント
学校ワークは提出するためだけの冊子ではありません。
一度自力で解き、丸付けをし、間違えた問題に印をつけ、答えを隠して解き直すための教材です。
指導現場でよく見るのが、ワークは提出できる状態なのに、答えを隠すと解けないパターンです。
赤ペンで正解を書き写したところで止まると、答案では再現できません。
ワークの終了条件は「空欄が埋まった」ではなく、「間違えた問題を何も見ずに解けた」です。
市販教材を使うのは、学校教材の解き直しまで終わってからで大丈夫です。
追加するなら何冊も買わず、範囲と教科書に合う一冊に絞りましょう。
④14日前からの勉強計画を三段階で進める

ここでは14日前からを三段階に分けますが、日数は予定を立てやすくするための目安です。
部活や習い事、範囲の広さに合わせて前後させてください。
14〜8日前:範囲を一周して穴を見つける
まず学校ワークを答えを見ずに解きます。
同時に、教科書本文を音声に合わせて読み、読めない単語と意味の分からない文へ印をつけましょう。
この時期の目的は満点を取ることではなく、「できない場所の発見」です。
提出物が多い学校なら、この期間に一度すべて終わらせます。
7〜3日前:間違いだけを自力で解き直す
ワークで印をつけた問題を解き直し、単語は日本語から英語を書けるか小テストをします。
文法は答えを覚えるのではなく、「なぜamなのか」「なぜ疑問文で語順が変わるのか」を一言で説明してみてください。
音声も毎日短く聞き、聞いた内容と文字を結びつけます。
長時間を一日に詰め込むより、やる内容を決めて何度か触れるほうが戻りやすいですよ。
2日前〜前日:本番形式で再テストする
ここで初めて、時間を決めてまとめ問題を解きます。
丸付け後は、新しい問題へ次々進まず、間違えた問題だけをもう一度やりましょう。
前日の役目は新しい知識を増やすことではなく、覚えたはずの内容に最後の穴がないか確かめることです。
持ち物をそろえ、睡眠時間も削りすぎないようにしてください。
英単語と一緒に眠気まで答案へ連れていく必要はありません(笑)。
⑤単語・文法・音声・英作文はこう仕上げる

単語は見るだけでなく小テストにする
英語を隠して日本語だけを見て書き、すぐ丸付けをします。
間違えた単語だけを翌日もう一度出題すれば、すでに書ける単語へ同じ時間を使わずに済みます。
発音を知らないままアルファベットの並びだけで覚えると、リスニングと別物になってしまいます。
教科書の音声や学校指定の音声を聞き、自分でも声に出しましょう。
文法は一文を三つに変える
肯定文を覚えたら、否定文と疑問文にも変えてみます。
たとえば、be動詞の文ならbe動詞の位置、一般動詞の文ならdoを使う形というように、二つをごちゃ混ぜにしないことが大切です。
読解と英作文は教科書本文を材料にする
教科書本文は、和訳を丸暗記するだけで終わらせません。
主語と動詞を探し、「誰が・どうする」「誰が・どんな状態」と短く捉えましょう。
英作文は、授業で習った文を自分の名前、好きなもの、部活動などへ一部変えて書く練習が有効です。
読める英文を、自分のことを書ける英文へ一歩進めるのがポイントです。
⑥当日の見直しと返却後の直し方

当日は最初に問題全体を見て、リスニングの有無と大問数を確認します。
分からない一問で止まりすぎず、解ける問題から点を確保しましょう。
見直しでは、次の順で確認します。
●問題が指定する言語・記号で答えたか
●文頭が大文字になっているか
●文末のピリオドや疑問符があるか
●be動詞や一般動詞を混同していないか
●空欄や解答欄のずれがないか
そして、返却されたら点数だけを見て閉じないこと!
間違いを「単語を覚えていなかった」「文法の作り方を再現できなかった」「問題の指示を読み違えた」の三つに分けます。
単語なら普段の小テストへ、文法なら基本例文の変形へ、指示の読み違いなら見直し表へ戻せます。
原因が分かれば、次にやることも具体的になります。
中1の最初の定期テストは、点数を取る場であると同時に、自分に合うテスト勉強のやり方を見つける最初の機会です。
うまくいかなかった問題があっても、「英語が苦手」と大きく決めつけなくて大丈夫です。
点数を素直に受け止めたら、できた所もきちんと確認して、直す場所を一つずつ選びましょう。
範囲表から始め、自力で解き直し、音声と英作文まで確かめる流れを次のテストでも回せば、英語の勉強は少しずつ安定しますよ!




●単語の意味・つづり
●be動詞や一般動詞などの文法
●語句の並べ替え、穴埋め
●教科書本文や初めて見る短い英文の読解
●放送を聞いて答えるリスニング
●条件に合わせて書く英作文