塾で伸びなかったなら。本当に上がる方法教えます。
オンライン家庭教師 ステラ
勉強お役立ちコラム

英語の成績の上げ方は答案診断から!5つの弱点別に直す1週間

赤ペンで採点された英語の答案と問題用紙を並べ、どこで止まったかを確かめている制服の高校生

ステコ
ステコ

英語の成績を上げたくて、単語帳と文法書と長文問題集を机に並べました!


野口先生
野口先生

立派な本屋さんが開けそうですね(笑)。でも、最初に開くのは前回の答案ですよ。


ステコ
ステコ

新しい教材より、赤点だらけの答案を見るんですか……少し勇気がいります。


野口先生
野口先生

大丈夫です。答案は反省文ではなく、次に直す場所を教えてくれる診断書として使いましょう!

【今回の真実】

英語の成績の上げ方は、単語から全部やり直すことではありません。前回の答案を5種類に分け、最初に止まった力を学校教材で直し、答えを見ずにもう一度できるか確かめるのが第一歩です。

 

①英語の成績は答案から上げる

返却された英語の答案を手に、放課後の廊下で担任の先生とどの成績を上げたいか話している高校生

英語の成績を上げたいとき、「まず単語」「いや、文法から」と迷いますよね。

結論から言うと、全員に同じ開始地点はありません。

単語は分かるのに一文を組み立てられない人と、英文は読めるのにリスニングで落としている人では、必要な練習が違うからです。

最初にすることは教材を買うことではなく、直近の答案1枚と問題用紙を並べることです。

そして、上げたい「成績」も先に決めましょう。

●学校の定期テストの点数
●模試の英語偏差値や得点
●通知表の評定

この三つは重なる部分もありますが、同じものではありません。

定期テストなら学校の範囲表、教科書、ワーク、授業プリントが中心です。

模試なら初めて見る英文を時間内に読む力も必要になります。

通知表ならテストだけでなく、学校が示す評価方法の確認も必要です。

今回は中高生に共通する「答案から点数を上げる方法」を軸にし、通知表については⑤で分けて説明します。

 

②失点を5つに分けて弱点を見つける

間違えた問題の横に、次のどれか一文字を書いてみてください。

英語の失点5分類

●語:単語や熟語の意味・つづりが分からなかった
●文:文法や語順が分からなかった
●読:一文は読めても段落や設問の根拠をつかめなかった
●音:聞き取れない、または聞いた内容を保てなかった
●表:英作文やスピーキングで、自分の言いたいことを英語にできなかった

英語の失点を語・文・読・音・表の5つに分け、単語・文の組み立て・読解・リスニング・英作文のどこで最初に止まったかを見分ける図

例えば長文問題を間違えたからといって、長文演習が足りないとは限りません。

本文中の単語が分からなければ「語」、一文の主語や動詞を取り違えたなら「文」、読めたのに選択肢の根拠を探せなかったなら「読」です。

問題の種類ではなく、自力で進めなくなった最初の場所で分類するのがコツです。

文部科学省の中学校学習指導要領解説でも、英語は「聞くこと」「読むこと」「話すこと[やり取り]」「話すこと[発表]」「書くこと」の五つの領域で目標が示されています。

単語帳だけを進めても、聞く・話す・書くで止まっていれば、そこは残ったままです。

答案に印を付けたら、いちばん数が多かった文字を一つ選びましょう。

同数なら、次のテスト範囲で何度も使う単語や基本文に近いほうから確かめれば大丈夫です。

 

③弱点ごとに勉強の入口を変える

自宅の窓辺でヘッドホンを着け、英語の教科書の一文を指でたどりながら声に出して確かめている中学生

原因が分かったら、勉強時間を五等分する必要はありません。

いちばん多かった失点に、今週の重点を置きます。

「語」が多い人

テスト範囲の単語を、英語から日本語に直すだけでなく、日本語から英語へ戻してみましょう。

見ながら何度も書くより、いったん隠して思い出し、間違えたつづりだけを直します。

「文」が多い人

間違えた一文の主語と動詞に印を付け、なぜその形になるのかを短く説明します。

その後、主語・時制・肯定文と疑問文など、条件を一つ変えた文を作りましょう。

「読」が多い人

一段落ごとに「誰が・何をした」「筆者がいちばん言いたいこと」を一行で残します。

答え合わせでは、正解の理由だけでなく本文の根拠へ線を引きます。

「音」が多い人

教科書の音声を一文ずつ聞き、聞こえなかった場所を本文で確認してから、音声に重ねて読みます。

いきなり難しい動画へ進まず、意味の分かる学校教材を使うほうが直す場所が見えます。

「表」が多い人

模範解答を丸ごと暗記する前に、自分が確実に使える短い文へ分けます。

教科書の基本文の主語や目的語を入れ替え、自分のことを一文で書く練習から始めましょう。

どのタイプでも最後は、答えや本文を閉じて自力でできるか確かめます。

「分かった」で終わらず、「一人で出せた」まで進めて初めて、次のテストで使える形になります。

 

④1週間は同じ範囲を形を変えて使う

1冊の英語の教科書を中心に、ヘッドホン・単語カード・鉛筆・ノートが輪を描くように並び、同じ範囲を形を変えて使うことを表した図

英語は、単語・文法・長文・音声・英作文が別々の島になってしまうと、勉強量のわりに手応えが出にくくなります。

そこで最初の1週間は、新しい教材を増やさず、答案で間違えた範囲と学校教材を形を変えて使います。

1週間の進め方

●1日目:答案を5分類し、重点を一つ決める
●2日目:教科書やワークの該当箇所へ戻って理解する
●3日目:答えを隠して、単語や基本文を自力で出す
●4日目:同じ英文を読み、音声を聞いて声に出す
●5日目:条件を一つ変え、短い英文を書く
●6日目:間違えた問題だけを解き直す
●7日目:何も見ず、小テストの形で確かめる

大事なのは「7日間勉強した」ではなく、7日目に何も見ず再現できたかです。

一度でできなかった問題は失敗ではありません。

次の1週間にも残すべき問題が見つかった、ということです。

時間を記録するなら、「何分勉強したか」に加えて「何も見ずに正解できた数」も書いておくと、前進が見えやすくなりますよ。

 

⑤通知表を上げたいなら3観点も見る

学校の面談スペースで評価資料を見ながら、観点別評価のどこが弱いかを先生に質問している高校生

テストの点数が上がれば、通知表にもよい材料になります。

ただし、「次のテストで何点取れば評定が一つ上がる」と全国共通に言うことはできません。

文部科学省の通知では、学習評価は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に整理されています。

通知表を上げたい人は、観点別評価と学校の評価方法を先に確認しましょう。

英語では、単語や文法の小テストだけでなく、読んだ内容をもとに書く課題、発表ややり取り、振り返りなどが評価材料になる場合があります。

何が材料になるかは、自校のシラバスや評価資料を見てください。

分からなければ、先生へ次の三つを聞けば十分です。

●三つの観点のうち、今いちばん弱いのはどれか
●その観点を見たテスト・課題・活動は何か
●次の評価までに、何ができるようになればよいか

「どうすれば5になりますか」と結果だけを聞くより、次の行動が具体的になります。

 

⑥伸びないときは範囲と難度を小さくする

山積みの問題集を前に困っていた中学生が、問題集をいったん片づけて基本問題を一枚だけ選び直している様子

同じ弱点を直しても手応えがないときは、「自分は英語に向いていない」と決めつけなくて大丈夫です。

課題の範囲が広すぎるか、戻る場所が浅すぎる可能性があります。

例えば現在完了で止まったとき、現在完了の問題だけを増やしても、過去分詞や疑問文の語順があやふやなら進みにくいですよね。

一つ前の基本へ戻り、まず例題一問を説明できるところまで小さくしましょう。

指導していると、英語が苦手な生徒さんほど「全部できない」と感じていることがあります。

しかし一緒に答案を見ると、単語問題は取れていて、長文も内容は分かるのに、英作文の語順でまとまって落としているということもあります。

英語全体を苦手科目にせず、今週直す一か所の問題に変えると、やることはかなり軽くなります。

まず今日、前回の答案に「語・文・読・音・表」の印を付けてみてください。

いちばん多かった一文字が、英語の成績を上げるための次の入口です!

 

\ 全国対応の丁寧な1対1授業! /