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早稲田大学の漢文が必要な学部と方式は?2027年度入試の早見表で判定

大学の校舎前で二枚の色タグを見比べている受験生

ステコ
ステコ

早稲田大学って、漢文を使わない学部もありますよね。なら私は漢文を見なかったことにしても……。


野口先生
野口先生

その消し方、消しゴムより豪快ですね(笑)。でも学部名だけで決めると、共通テスト利用を見落とします。


ステコ
ステコ

同じ学部でも、受け方によって漢文が必要になるんですか?


野口先生
野口先生

はい。大学独自の国語、共通テストの国語、選択科目の三つを分ければ判断できます。順番に確認しましょう!

【今回の真実】

早稲田大学の漢文は、「何学部か」だけでは必要性を決められません。大学独自の国語と共通テスト国語のどちらを使う方式かまで確認し、独立問題か融合問題かに合わせて準備しましょう。

 

①結論!早稲田大学の漢文は学部名ではなく方式で判断

学部・方式・利用科目を表す三枚のタグを虫眼鏡で確かめている机の上

先に結論を言います。
早稲田大学を受けるからといって、全員が同じ漢文対策をするわけではありません。

一方で、「この学部は大学独自試験に国語がないから、漢文は不要だ」と即決するのも危険です。
大学独自の国語がなくても、合否判定に共通テスト国語を使う方式があるからです。

漢文が必要かどうかは、学部名ではなく「学部・入試方式・利用科目」の3点セットで判断します。
見る場所は、次の三つです。

漢文の必要性を決める3項目

●大学独自試験に「国語」があるか
●共通テストの「国語」を合否判定に使うか
●その国語が必須か、選択できる科目か

2027年度要項では、大学が作る国語の範囲に「古典探究」が入り、公式Q&Aにも古文・漢文は出題範囲に含まれると明記されています。
したがって、試験科目欄に大学独自の「国語」がある方式は、過去問で近年の出題を確かめつつ、漢文を準備するのが基本です。

なお、この記事は2027年度の一般選抜と共通テスト利用入試を中心に整理しています。
推薦や総合型選抜、学士入学などは別の要項になるため、混ぜないようにしてくださいね。

 

②2027年度版・漢文が必要になる方式の早見表

2027年度の公式要項をもとに、まずは大きく分けましょう。
学部名がずらっと並ぶと難しく見えますが、見るのは「独自国語」「共通テスト国語」「国語なし」のどれかです。

判定 主な学部・方式 漢文の扱い
必要 法、教育A・B、商、文化構想、文学、人間科学の国英型 大学独自の国語を受験
必要 政治経済、社会科学など共通テスト国語を使う方式 古文・漢文を含む共通テスト国語が得点に入る
条件次第 人間科学の数英型、スポーツ科学部一般選抜など 共通テスト国語を選ぶか、判定に使われるかで変わる
原則不要 理工3学部の一般選抜など、国語を利用しない方式 その方式だけなら漢文は直接の試験科目ではない

必要・条件次第・原則不要を示す印を添えて四色に分けた書類フォルダ

2027年度に大学独自の国語を課す主な方式は、法学部、教育学部A・B方式、商学部、文化構想学部、文学部、人間科学部の国英型です。
早見表で「必要」と分かった人は、漢文を後回しにはできても、最初から捨てる判断はしないでください。

反対に、国語を使わない方式だけを受験する人が、難しい漢文問題集へ大量の時間を使う必要はありません。
受験科目は、頑張る量を決める前に確認するものです。
ここが逆になると、必要な科目へ時間を回せなくなってしまいます。

また、教育学部は学科や方式が細かく分かれ、人間科学部も国英型・数英型・数学選抜方式で科目が変わります。
「教育学部だから必要」「人間科学部だから不要」と一括りにせず、自分が出願する方式の行を見ましょう。

 

③大学独自の国語は独立問題と融合問題を分けて見る

付箋を貼った過去問集を開き、大問の構成を指でたどって確かめる受験生

漢文が必要だと分かったら、次は出され方を確認します。
同じ早稲田大学でも、漢文だけの独立問題と、現代文や古文と組み合わされた融合問題では、準備の重点が違います。

文学部の2026年度は、漢文が独立した大問として出され、内容説明、書き下し、理由説明、語句、抜き出し、内容合致が問われました。
独立問題では、句法を知っているだけでは足りません。
人物関係や出来事の理由まで一つの文章として読み、設問の根拠を本文へ戻って探す力が必要です。

文化構想学部の2026年度国語は3問構成で、そのうち1問が現代文・古文・漢文の融合問題でした。
公式の出題意図を見ると、句法・語彙・漢語の知識に加え、それぞれの文章の内容と文脈を正確に読む力が問われています。

融合問題では漢文だけを切り離さず、現代文の論点と古文・漢文がどうつながるかまで見ます。
たとえば、二つの文章が同じ人物をどう評価しているか、同じ出来事を別の立場からどう説明しているかを比べます。
これは句法集を何周しても、それだけでは完成しません。

過去問を開き、「独立か融合か」「選択中心か記述もあるか」「訓点がどこまで付くか」を自分の目で確認しましょう。
学部名を見て教材を買う前に、まず問題冊子を一度開く方がムダがありません。

 

④共通テスト利用では漢文を勝手に切り離せない

三つの紙包みが赤い紐で一つの金色の印へつながっている青い机の上

ここが今回、特に見落としてほしくないところです。
共通テストの「国語」を使う方式では、古文・漢文を含む200点が各学部の配点へ換算されます。
つまり、大学独自試験で漢文の大問が見当たらなくても、共通テスト国語を利用するなら漢文の得点が判定へ入ります。

政治経済学部の一般選抜は共通テスト国語が必須で、社会科学部の総合問題型・数学型も共通テスト国語を使います。
人間科学部の国英型でも、共通テスト国語と大学独自の国語の両方があります。

「大学独自の漢文がない」と「漢文の点数を使わない」は、同じ意味ではありません。

一方、人間科学部の数英型では共通テスト国語が選択科目に入り、スポーツ科学部一般選抜では共通テストの国語または数学を利用します。
このような方式は、自分の受験科目と大学側の得点利用方法まで見なければ、必要性を決められません。

また、共通テスト利用入試と、大学独自試験に共通テストの得点を組み合わせる方式も別物です。
名前が似ていて少しややこしいのですが、要項の「大学での試験」と「共通テスト」の欄を横にたどれば整理できます。
方式名だけで判断せず、合否判定に使われる科目まで線を引いて確認しましょう。

 

⑤必要だと分かったら3段階で対策を始めよう

三段階の手順を貼ったホワイトボードを指しながら生徒に説明する講師

この記事では、必要性を確認した後の着手を3段階に整理します。

第1段階:返り点・再読文字・主要句法を説明できるようにする

まずは、レ点や一二点の順番、再読文字、否定・使役・受身・疑問・反語などを固めます。
答えを見れば分かる状態ではなく、白文や短文を見て「なぜこの順番、この訳になるか」を言える状態が目標です。

第2段階:人物と因果関係を追って読む

誰が話し、何をして、その結果どうなったかを短くメモします。
早稲田の漢文対策で大切なのは、珍しい句法を大量に集めることより、本文の根拠を崩さずに選択肢や記述へつなげることです。

第3段階:志望方式の過去問で形式を固定する

独立問題なら時間を区切って一題を読み切り、融合問題なら複数の文章の共通点と違いを整理します。
基礎を固めた後は、「早稲田の漢文」ではなく「自分が受ける学部・方式の漢文」を練習します。

間違えたときは、句法不足なのか、語句不足なのか、人物関係を取り違えたのかを一言だけ残してください。
原因が分かれば、問題集を最初から全部やり直さずに済みます。
教材を増やすより、過去問で見つかった弱点へ戻る方が、受験勉強は前へ進みます。

 

⑥最後は要項と過去問をこの順番で確認

桜の咲く大学の正門へ資料を抱えて歩いていく制服姿の受験生の後ろ姿

最後に、迷わない確認順をまとめます。

出願方式を決めたら確認する順番

●最新年度の入試要項で、学部と方式を特定する
●大学独自の国語と共通テスト国語の有無を見る
●国語が必須か選択か、配点はいくつか確認する
●公式サイトの過去問で、独立問題か融合問題かを見る
●出題形式に合わせて基礎と過去問の時間配分を決める

入試科目や方式は変更されることがあります。
この記事を出発点にしても、最後の確認は必ず自分が受験する年度の早稲田大学公式要項で行ってください。

公式サイトでは過去の入試問題も公開されていますが、著作権の都合で本文の一部が見えない場合があります。
その場合は市販の過去問集も使い、問題全体の分量と時間感覚まで確かめましょう。

漢文をやるか迷ったら、先に方式を確定し、必要なら基礎から着手する。これが一番シンプルです。

早稲田大学は学部ごとの違いが大きいので、迷うこと自体はおかしくありません。
一つずつ確認すれば、「必要なのに捨ててしまった」「不要なのに時間をかけすぎた」という失敗は防げます。
自分の方式に必要な準備が見えたら、あとは今日やる短文一題から始めれば大丈夫です!

 

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