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成績オール2で行ける高校は東京にある!換算内申26点から探す4ルート

9教科すべてが2の通知表と、換算内申26を表示した電卓、東京の路線図を並べて進路を考える机の上

ステママ
ステママ

通知表がオール2でした。東京の高校検索で校名を一つ見つけたら、もう安心していいですか?


野口先生
野口先生

校名を見つけた段階は、地図で駅を見つけたくらいですね。まだ改札も通っていません(笑)。


ステママ
ステママ

では、成績だけでなく入試の仕組みまで見ないといけないんですね。


野口先生
野口先生

その通りです!東京には候補がありますが、通常の都立、チャレンジ、エンカレッジ、私立では見られるものが違います。一つずつ整理しましょう。

【今回の真実】

成績がオール2でも、東京で受験候補にできる高校はあります。ただし「この成績なら入れる学校」の一覧ではなく、調査書を使わない学校、学力検査を行わない学校、当日試験で挑む学校を分けて選ぶことが大切です。

 

①成績オール2でも東京で受験候補にできる高校はある

都立全日制・チャレンジスクール・エンカレッジスクール・私立の4ルートを色分けした資料を並べ、保護者と一緒に見比べている中学生

結論からお伝えすると、成績がオール2でも、東京で受験を検討できる高校はあります。
ただし、オール2なら自動的に合格できる高校がある、という意味ではありません。

同じ東京の高校でも、何を使って選考するかがかなり違います。
候補は4つの入試ルートに分けると整理しやすくなります。

東京で比べたい4ルート

●通常の都立全日制:調査書点と学力検査が中心
●都立チャレンジスクール:調査書も学力検査も使わない
●都立エンカレッジスクール:学力検査を行わず、調査書・面接・作文などで選ぶ
●私立高校:推薦基準または一般入試を学校・コースごとに確認

検索で見つけた校名を「入れる高校」と決めるのは早すぎます。
大切なのは、自分の成績、当日点、出席状況、学校生活への意欲のうち、どれを見てもらえる入試なのかを確かめることです。

ここからは、2027年度入試を中心に東京の仕組みを見ていきましょう!

 

②オール2は東京都方式で換算内申26になる

美術の授業で制作に取り組む中学生。東京都方式では実技4教科の評定が2倍されるため、1つ上げると換算内申が2点上がる

まず、オール2を東京の数字に直します。
9教科がすべて2なら素内申は18、東京都の5教科入試用の換算内申は26点です。

計算は次の通りです。

オール2の換算内申

国語・数学・英語・社会・理科:2×5教科=10
音楽・美術・保健体育・技術家庭:2×4教科×2倍=16
10+16=26点(65点満点)

東京都教育委員会の公式案内によると、令和9年度の都立全日制・第一次募集は、原則として学力検査と調査書点が7対3です。
実技4教科の評定は2倍されるため、音楽や美術などの2を3へ上げられると、換算内申は1教科につき2点上がります。

では、換算内申26で通常の都立全日制はどの位置でしょうか。
市進の2026年春入試用データでは、換算内申32の目安として大森、青井、葛西南、野津田、五日市が載っています。
これは合格可能性80%の民間目安であり、合格最低点ではありませんが、オール2の26点は、掲載された低い目安よりも6点下です。

当日点で補う余地はあるものの、「偏差値が低そうだから安全」とは言えません。
通常の都立全日制を考えるなら、地域模試の判定と過去問得点を必ず一緒に見ましょう。

 

③チャレンジスクール7校は調査書も学力検査も使わない

個人面接で、なぜこの学校で学び直したいのかを自分の言葉で話している中学生と、聞き取る学校の先生

東京都のチャレンジスクールは7校あり、調査書も学力検査も用いず、志願申告書、個人面接、作文で選考します。

都立チャレンジスクール7校

●六本木高校
●大江戸高校
●世田谷泉高校
●桐ヶ丘高校
●稔ヶ丘高校
●小台橋高校
●立川緑高校

つまり、通知表がオール2であることだけを理由に、最初から候補外にする学校ではありません。
過去の数字より、「なぜこの学校で学び直したいのか」「入学後に何へ取り組みたいのか」を自分の言葉で伝える準備が重要になります。

ただし、誰にでも合う学校というわけではありません。
チャレンジスクールは、主に不登校や高校中退などにより、これまで能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒が、自分の目標へ挑戦するための昼夜間定時制・総合学科です。

三部制の時間帯、通学時間、3年間または4年間の履修計画を学校説明会で確認してください。
「評定を使わないから」だけで選ばず、その学び方が本人に合うかを見ることが大切です。

 

④エンカレッジスクール6校は全日制で学力検査を行わない

工科高校の実習室で、機械を組み立てながら学んでいる高校生。普通科と工科では学ぶ内容が違う

全日制を希望するなら、エンカレッジスクールも有力な確認先です。
エンカレッジスクールは、蒲田、足立東、東村山、秋留台、中野工科、練馬工科の6校です。

普通科と工科を分けて確認

●普通科:蒲田、足立東、東村山、秋留台
●工科:中野工科、練馬工科

令和8年度の選抜資料では学力検査を実施せず、調査書、個人面接、作文または小論文などを使います。
チャレンジスクールとの大きな違いは、エンカレッジスクールでは調査書を使うことです。

オール2でも出願を検討できますが、成績が選考から消えるわけではありません。
その代わり、面接や作文にも大きな配点があり、学校生活への意欲を別の形で示せます。

また、普通科と工科では学ぶ内容が違います。
「全日制だから」という理由だけで決めず、資格、実習、卒業後の進路、校則、通学時間まで見てください。
入試方式が合うことと、3年間通いたい学校であることは別の確認です。

 

⑤通常の都立全日制と私立一般入試も条件を分けて見る

学力検査を受けている受験生たち。通常の都立全日制や私立の一般入試では当日点が合否を左右する

通常の都立全日制も、換算内申26だから出願できないわけではありません。
調査書点と学力検査の合計で選考するため、当日点が取れる生徒には挑戦の余地があります。

ただし、先ほど見た通り、民間の80%目安との差はあります。
模試の志望校判定と過去問得点が足りていなければ、校名だけを見て「行ける」と判断しないようにしましょう。

私立高校は、推薦・併願優遇と一般入試を分けて確認します。
オール2では推薦基準へ届かない学校でも、一般入試に一律の評定基準を置いていない場合があります。

たとえば、大東学園高校の2027年度一般入試は英語・国語・数学と面接で、出願資格欄に評定基準は示されていません。
大智学園高校の2027年度単願推薦は成績・出席の基準がなく、面接で選考されます。

もちろん、これは合格を約束する情報ではありません。
大智学園は出願前の個別相談が必須であり、学校によって欠席日数、事前相談、加点、コース別基準が変わります。
私立は学校名ではなく、受験年度・コース・入試区分までそろえて募集要項を読むのが正解です。

 

⑥候補校を4手順で現実的な受験プランにする

換算・候補出し・募集要項の照合・模試と過去問という4つの手順を、矢印でつないだ4枚のカードと東京の地図で表した図

最後に、今日からできる候補校の作り方をまとめます。

手順1 通知表を東京方式で換算する

オール2なら換算内申26です。
教科ごとに評定が違う場合は、5教科の合計と実技4教科の合計を分けて計算してください。

手順2 4ルートから通えそうな学校を出す

通常の都立全日制、チャレンジスクール、エンカレッジスクール、私立を一枚に並べます。
最初から一つへ絞らず、選抜方法の違う候補を2〜3ルート残すと安全です。

手順3 最新の募集要項と説明会で照合する

確認するのは、評定の使い方、試験科目、面接・作文、欠席の扱い、通学時間、学費です。
古い口コミや前年の一覧だけでは決めません。

手順4 模試と過去問で挑戦度を分ける

通常の都立や学力試験のある私立は、地域模試と過去問で「挑戦」「実力相応」「安全」に分けます。
面接・作文型の学校は、先生に添削してもらい、自分の志望理由を声に出して練習しましょう。

成績表の2は、進路を閉じる判決ではありません。
一方で、見つけた校名を合格保証へ変える数字でもありません。
東京には選抜方法の違う道があるからこそ、本人が力を出せる入試と、通い続けたい学校を重ねて選ぶことが大切です。

まずは通知表、直近の模試、通学できる範囲の地図を持って、中学校の進路担当へ相談してみてくださいね!

 

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